諸説あるが、剣を「吊す」か太刀や刀を「差す」かの違いが有力。

剣は紐で吊すからぶらぶらしていて、垂直になろうとする。
左から乗るとき、左足を上げる邪魔にならない柄頭は腋の下にくる。
右から乗ると馬の尻を触ってしまう。

太刀は紐で吊すが二箇所で固定するので水平に近い。刀はむろん帯に差す。
左から乗ると柄頭が馬体にぶつかる。刀は左足が上げにくい。右から乗っても馬の尻に当たらない。