真っ直ぐ座る。これにつきます。
お尻を考えます。坐骨が左右にあり、前に恥骨、後ろに肛門があります。
上から見ると菱形です。
多くのかたが腰を張りすぎ、肩を丸めすぎ(背骨のS字湾曲強すぎ)で座っていて、
腰は後傾なのに骨盤は前傾、坐骨と恥骨で体重を支えています。
そうではなく、骨盤はやや後傾というか真っ直ぐ、背骨をムリに湾曲させず、腹が張るのではなく「臍にひと皺」な感じ、坐骨と肛門の三角形で体重を支えるのです。
すると、鞍を通じて推進がなされます。馬の肩胛骨後方の背筋を圧するわけです。
恥骨を押し当てるようにしていると鞍の前が沈んでで後ろが浮く力となりますから、キ高両足に力が加わり背筋には加わらずで推進でくません。

馬場鞍、特にディープシートのものは、正しく座っても恥骨も鞍に触れてしまいます。感覚習得用ではなく、競技で勝つためにはまりこむようになっていますから。
なので、感覚を得るには、ウェスタン鞍、あるいは横倒しにしたドラム缶、太っていて背骨が当たらない裸馬などが適しています。円筒形のものに座るのです。
えー、ウェスタン〜とか思わないでください。スペイン乗馬学校使用の鞍は、構造的にはウェスタン鞍と同じですから。
背骨に頼っていたのを減らしますから、当初は体幹の筋肉がつらく感じるでしょうが、それで正解です。