7〜8歳まで置いておいてみっちり背中の筋肉をつけてから、ならば、
サラでもある程度、下手の正反撞に耐えられるんだけど、そのゆとりがないことが多く、
すると自転車操業に・・・
かといって昔のアングロノルマン(配合はセルフランセと同じだが、モノは違う)の乗りにくさはいまどき受け入れられないだろうし、
肉用が重種になってアングロノルマンはいないし・・・

軽速歩も正反撞も鐙上げ(鞍の上に載せるのではなく取り外す)が良い。
中級以上で座りの練習するなら、長靴でなく、ふくらはぎがナマで馬腹に添うような軽装がよろしい。
これで、前傾後傾いろいろ試していいところを見つけられると・・・
ただ、落ちやすくなるし、イントラがわかっていないことも多いのでねえ。

正反撞の練習が必要なレベルだと馬を畳めない、だから余計に辛い。
常歩で馬を畳むことを教えられるイントラは多くない。
習う側も落馬が怖い(張った馬で−乗り手が推進サボってもいい−大勒使えば畳むのは簡単)ので、
なかなか畳めるようにならない。
いろんな悪循環がありそうです。

いっそ(ちゃんとした−サラでない)ウエスタンのクラブにピジターで行って、反撞が小さいけど硬い馬に、支持面積大きくて馬に負荷が小さいウエスタン鞍で乗るのも一案。
畳んだ馬場馬のふわんふわんと、小さいコツコツ、という辛くない正反撞の両端を知ると、その間で折り合いをつけることもできるかもしれない。
どんなに反撞がキツイ馬でも、何かトラブって、パニクって、乗り手は止めたいのにとまらずに
不正なピアッフェ、パッサージュみたいになっちゃうときはまるで尻は跳ねない。
馬が踏み込んでいるから。
そのぐらい追う、畳む必要が、本来はある。
メリーゴーラウンドの正反撞はどんな名手も座ってられないし、どんな名手が乗っても馬は背中がいたい。