で、結局、騎座を深く追究した新しい本はないのでしょうか?

「銀蹄拾遣」の「乗馬姿勢について(主として騎座の深浅について」)の図を眺めるといろいろ考えさせられます。
「クセノポーンの馬術」巻頭のパルテノンの彫刻の騎座位置も。

少なくとも小格の裸馬だと、ちょい後ろに乗って胸僧坊筋を邪魔しない方が前足の運びが明確に良い。
ちょい後ろに乗ると、胴が太いので、相対的にやや前にある帯径に脚を沿わせるには騎座は浅くなる。
前で深く座るより推進気勢もいい感じ。腰は「へそにひと皺」。すると反動の抜け加減が変化するから馬はずっと楽そう。

カプリリ(日本では今村さん)の「腰を張る」のが、どこかで、野外騎乗/障害飛越のみでなく馬場にも入り込んだのかな。
カプリリ、今村時にはほぼ全否定だった収縮が、カプリリ、今村らのいう「コンタクト」と通底する・・・が、主に、イタリア流を学んだドイツ騎手によって判明していくのと何か関係ありそうだな。