【装蹄】みんなで語ろう【2釘目】
前スレ 【装蹄について】
http://sports9.2ch.net/test/read.cgi/equestrian/1114248517/
馬の肢蹄の故障やケアに付いて皆で語り合うスレです。
時には関連事項で体躯に話が及ぶも桶。
本職装蹄師さん、○○○装蹄師さん、馬乗りさん、厩務員さん
オーナーさん、誰でも楽しく語らい知識を深めましょう。
但し、誹謗中傷、煽りや荒らしさんはお断りです。
こういう書き込みを見ても完全無視、放置推奨で。 トエルというところに、いろんな動画があった。
いろんな方が10分位の動画になっていた。
どうやらカリスマの安売りをしているみたいだ。
製作者はどういう基準をもって、カリスマと判断しているのだろうか?
多分基準は『あの人が言っていたから』程度のものだと思われる。
殆どの人がなんの疑いも無くあの動画を信じるのだろう。
もっと自分の頭で考えよう。
あの人が言っていた事は本当なのか?
あの本に書いてある事は本当なのだろうか?
そんなに難しい事ではない。
基本からなぞれば見えてくる程度の物事だ。
あの人の・・・あの本の・・・せいにするのは簡単だけど
わりを食うのは貴方の愛馬です。
愛馬を守れるのはオーナーさんだけなのだから・・・ 彼はトエルの運営会社に出入りしている装蹄師さんですね。
そんな関係もあるかも。 たまたま側に居たとかですかね?
でも、あれはやり過ぎのような気がしますね。 トエルは愛知のエルミ0−レの社長が絡んでいます。
あの装蹄師さんはそこの乗馬クラブで打っている装蹄師さんの
中の一人です。東海地区で乗馬の装蹄をしている人の中では、
まあまあの評判だったと思ったんですが。
誰の評価なのか知りませんが『カリスマ』になっていましたね(笑) 蹄底全体にパッドってのはかなり疑問
蹄を潰す馬云々の件も疑問 >>346
一通り目を通したのですが見つかりませんでした。
あの〜なんペ−ジですか?
自分買ってないので申し訳ないのですが、5月号かもしれません。
一番最後のページです。 >ルーサンが蹄葉炎に良いってのはどう思います?
ルーサンが良いかどうかといえば良くは無いと思います。
ただどういう文章の流れで書かれていたのが判らないと何ともいえませんね。 いきなりですが、特殊蹄鉄やパテ・クッションにかんして、なんか勘違いしている
人が多いのでちょこっと説明します。
蹄に何か問題があり跛行している場合
特殊な蹄鉄やパテクッション材などを使い、蹄に負担が過から無いように工夫します。
うまくいけば跛行を起さないようにすることができます。
でも、跛行が消えたから馬の状態が良くなったのか?と言われればそれはNOです。
痛みを緩和することは出来ますが、根本的な問題は解決していません。
勘違いは、『跛行が消えた=治った』となってしまっている事です。
人間に例えるなら、骨折部位をギブスで固定したようなものです。
痛みは消え治ったように感じても、骨は折れているんです。
このことを頭では判ったように感じていても、実際馬の前に行った時に消えてしま
うんです。
蹄の問題に限らず馬体の問題でも、肢元の問題でも同じですね。
なにか治療をし一時的に良くなったように感じても、本当はどのような状態なのかを
よく理解した上で愛馬の運動内容を決めていった方が良いと思います。 どうやら、乗馬関係では蹄葉炎だと判った場合、治療法として運動をするみたいだ。
ちなみに指示しているのは、獣医師と装蹄師だそうだ。
なんか変だぞ乗馬関係。一部である事を願う。 ↑
あちこち貼ってあってウザ
馬と全然関係ないのでクリックしない方が吉 見ようかどうしようか迷っておりました。感謝です。
ってこれ前にも書いたんだけど、書き込まれてないですね〜 ありましたよ。(笑)
後日書きますね。
HPの方が上手くいかないもので・・・
サムネイルのをクリックするとリンクがファイルがないと・・・
UPしてるのに〜。 HP解決しましたので書きます。
仮に歩様がおかしい馬がいたとします。その馬はどちらの肩も痛めていると思われます。
装蹄でどうにかしてくれといいます。大概既に肩に負担がかから無いような
装蹄はしているので、これ以上はどうにもなりません。
治すには獣医師の治療が必要ですが、彼らは蹄鉄に何か加工を施せば馬が歩ける
ようになると思っています。356でも書きましたが、そのような処置は根本的な
解決になっていません。治ったように見えるので、馬に乗ってしまいさらに悪化
させてしまいます。
今書いていて気がついたのですが、最初の跛行時の装蹄の処置で歩様が改善されたのが
彼らの頭に入っているのでしょう。治ったと思い乗り始め2度目の跛行を起す。
でもこの時は既に処置をしてあるので、装蹄ではもう誤魔かせない。
前回は装蹄で良くなったんだから、今度もどうにかなるはずだ。
多分これが思考パターンだと思われますね。
その様な場合こそチ−ム装蹄の意味が生きてくるのでしょう? チームでの治療が出来ない方が多いのです。
トータルが入れれば問題は無いのですが、厩舎や牧場・クラブの関係で難しいものなのです。
今までの入っていた獣医師や装蹄師との関係もあるでしょう。
装蹄後に跛行をおこしてもよほどの跛行で無い限り、装蹄師をかえる事はまず無いでしょう。
たとえ跛行を起しても『装蹄はそういうもんだよ』と思わされている傾向にありますね。
同じ事が、獣医師にも言えます。
馬の状態が悪く獣医さんにみてもらった。状態は良くならないが治療をしてもらったので
もうこれ以上手の施しようが無い。と言う感じですかね。
仮に、同じように診察し同じように針や筋注を行ったとしても、治療が効く効かないは
起こるわけです。でもそれがわからない。
『外国帰りの○○専門』という肩書きには弱い見たいですね。
自分で判断できないので、そういうのに頼るしかないのが現状なのですが・・・ >>367
なんか、まるでうちのことを言われてるみたいです笑 >>369
そうかもしれませんよ〜・・・なんてね。(笑)
ここのところ忙しいのですがそれも明日まで、最後の踏ん張りです。
大会の練習しなくてはです。
そ・それはまさに寒さが原因ですね。
ただ体が暖まるのに時間がかかるとかいったものではないのですかね?
蹄が原因の跛行とか、ちょっと抑えるとか、少し気にしているとか、そんな
感じのはないですかね?
う−ん。とにかく足元をすごく気にするコで、
難しい蹄していると言われています。
最近またつまずく様にも・・・ >>375
躓く原因は?なんでしょ。
人間の場合は疲れて足が上がらなくなった場合が多いいですよね。
肩や馬体が原因での躓きの場合気になるのは運動量。
ということで、運動量は変わっていませんか?増えたり減ったりとかね。
蹄が原因で躓く場合は、蹄の伸び過ぎなどが考えられますね。
たとえ定期的に装蹄していても、ちゃんと切っているかどうかはまた別の話なんです。
それを調べる簡易的な方法があります。
蹄冠(ていかん)から蹄壁に沿って指を当ててみてください。
蹄壁の長さは指で何本分くらいですか?
私が参考にするのは、軍手をはめた状態で指4本ちょい分。
今計ってみたら大体11cm弱ではないかと思われます。
馬体により変化もしますので、参考程度に見てみてください。 運動量はほぼ一定です。
蹄壁の長さは・・今度計ってきます。 素人さん、あなたは今月の乗馬ライフに偉そうな御託を並べてる人ですか? 乗馬の蹄鉄の適合は、何故あんなに広いのですか?(一部だけならいいのですが)
単に装蹄の期間を延ばすのを目的にしろ、出しすぎだと思うのです。
ちなみに、装蹄師の全国大会は『乗馬の装蹄』を行います。
大会であのような仕事をしたら点数はつかないでしょう。
現場のニーズに応えるためにあのように変化した?とも考え考えましたが
均一に広くしている訳ではないので・・・・なんでしょね?
大会ってどんな事するんですか?
大会優勝者が装蹄が上手いって事ですか? 大会で行う競技は3つですね。
・ 造鉄競技 一本の棒から蹄鉄を造る競技です。
(上位20人に入らないと予選落ちになり、装蹄競技に進めません。)
・ 装蹄判断競技 馬をみて、その馬の疾病などを記入したり、装蹄方針などを書く筆記競技です。
(上位12人入らないと優勝資格をもらえません。)
・ 装蹄競技 実際に装蹄をする競技です。
(実際に馬に履かせる蹄鉄も造ります。)
それぞれに規定時間があります。
造鉄競技と装蹄競技の総得点で競います。
優勝者が上手いか?
結論から言えば上手いと思います。でも上手いから必ず優勝できるか?といわれても、あくまでも
競技なので、審査員の好みやルールの問題、競技の得て不得手などありますから、ちょっとなんとも
いえませんね。でも下手な人は優勝できないと思いますよ。 どこから適合の広さの話が出た?
しかも中途半端に終ってる?
本職さんが仕事をしながら思っていらっしゃる
乗馬と競馬の装蹄のズレ(?)が残念ながら感じ取る事が
出来ません。 「銀線」「乗縁」「乗尾」をご存知でしょうか?
蹄よりも蹄鉄を広く適合するのですが、それぞれその部位の名称です。
「銀線」 鉄唇の際から最大横径部(蹄鉄の一番横幅のある部位)まで約1ミリ幅で
蹄鉄を広く出すことを言います。
「乗縁」 最大横径部から鉄尾端まで約1ミリ幅から約3ミリへ幅と徐々に蹄鉄を
広く出すことを言います。
「乗尾」 蹄が蹄鉄に乗っかっている一番後ろの場所から、蹄が乗らない部位を
後に約5ミリ位広く出すことを言います。
それぞれ意味がありただ広くすればいいというものではないと思っています。
どうもそれが異様に広いのをよくみかけるんです。
そこで、『なにかあるのか?』と思ったわけです。 生き物に何ミリ、何センチって教科書通りの事だけでは通用しないと思う。だいたいここで真剣に語ってる事じたい、バッカみたいって感じ。 >>385
いくらお前みたいな馬鹿でも何センチ大きいor小さい靴を履いて走れば足はおかしくなるだろ?
まあ銀線は踏み掛け、交突予防だけど えっとですね・・・
蹄鉄ができるまでに歴史があり、出来てからも歴史があるんです。
その中で出てきた規格(数字)なんです。殆ど各国共通です。
基本的な規格を知り、その意味を知ってはじめて応用が利くと思います。
ここでは私個人の意見はそれとわかるように書き込んでいます。
「ここからは私の意見です」とかです。
何も知らないで読む方が、私の言う事を疑いもせず信じないようにするために
まずは基本を書き込むようにしています。ご了承ください。
こんな無法な掲示板の1スレッドにもかかわらず、
本職さんには気配りしていただいていますね。 どうも389さん。長々とここには書き込んでいますが、他のスレッドは見たことすら
ほとんどありません。ですからこのスレッドをどれ位の方が見ていて・・・とかは、
あまり良くわかりません。ただ意外に装蹄師の方々は覗いているようで、全国大会の
会場で「あのスレッド知ってる?」なんて話が出ていましたね。(笑)
余談ですが、先輩や後輩には『僕ですよ〜』と話てありますよ。
では本題にもどりますね。
「銀線」「乗縁」「乗尾」とありますがそれぞれの意味はというと、『踏みかけ予防』
『蹄壁欠損予防』・『蹄の潰れに対する対応』などが挙げられます。
銀線は蹄鉄の角を約45度で落とします。そして蹄側も45度で落とす事により
蹄壁欠損・踏みかけ予防になります。
乗縁・乗尾は蹄より蹄鉄を大きくする事で、蹄の潰れに対する対応になります。
蹄は一ヶ月に1センチ近く伸びますが、蹄踵などは荷重や蹄機の作用などにより
磨り減ってしまいます。時間が経つと装蹄した時とは蹄の形状が変わってしまう
ことに対応したものです。『これぐらい大きくしておけば大丈夫であろう』という
感じですね。
ならばもっと乗縁・乗尾を『約3ミリ』とは言わずに、もっと大きくすれば装蹄の期間を
長くすることができるのでは?と考えますよね。
でもやっぱり『約3ミリ』と言うのには意味があるんです。
蹄は徐々に時間をかけて伸びますよね。少しずつの変化なので馬も自然と対応して
いけます。でも短くなる時は一瞬です。一瞬で状況は変わってしまいます。
たとえそれが良い変化だとしても、一瞬の変化には馬はすぐには馴染めません。
このキックバックが怖いんです。『徐々に変化』と『一瞬の変化』
他にも、蹄鉄を大きくするということは、それだけ邪魔の部分が出来てしまうということ
ですので競技をメインに考えている馬にとっては必要のないものとなります。
(競技内容によっては考えないといけませんが)他にも落鉄の可能性が高くなります。
なんだかんだ書きましたが、乗縁・乗尾がないと競技馬にとっての状況としてはいいの
ですが、10〜14日位での修整が必要となってしまいます。
馬が許容できる範囲で装蹄期間を延ばすこと。
馬の邪魔にならない程度の乗縁・乗尾の大きさ。
この2点を考えた上で、『約3ミリ』と言う数字が残ったのです。
あとは、装蹄は装飾品としての一面もなくてはならないと思います。
装蹄後、蹄鉄を含めた蹄全体のバランス。銀線や乗縁・乗尾が綺麗にあり、光輝く
事によって装飾品としての価値も見出せると思います。
宇都宮の装蹄教育センターで研修会をおこなってきました。
新任センター長の面白い話(ためになる話)を聞いてきました。
レントゲンを用いての装蹄の便利さと危険さ。
装蹄師の技術の凄さを改めて実感しました。
さしつかえなかったら、その面白い話教えていただけませんか? 研修会は「レントゲンを用いた装蹄法」でした。
いろんな症例レントゲンや、レントゲンで判った関節の歪みに対してどうした装蹄法
をおこなうか?などですね。
いままでレントゲンで骨の変位や骨折などはわかりましたが、それ以外の見方がよく
判らなかったのですが、なんとなく見れるようになりました。
面白い話なんですが、まず『蹄骨から蹄負面までの距離の理想』ですね。
理想でいえば1.5センチらしいです。2センチと言うお方もいます。
でもレントゲンなどは毎回撮るわけでもないのでどうなんでしょう?と言う感じです。
普通の馬はその範囲内にあるはずです。
範囲内にない馬は『蹄底が浅い』『蹄が異常に伸びてる』のどちらかだと思います。
当然宜しく無い状態にあるわけでして・・・・
蹄の色の違いと丈夫さの関係も少ししましたね。
『カルシウム・リンとかはあまりかわらないが、マグネシウムなどの含有量が違う』
との事でした。従来は『色の違いだけ』『傷が目立つから』などと言われていましたが
どうやら、本当に白蹄は弱いみたいです。
でもだからなに?ということもあるのであまり深い話にはなりませんでしたね。
メインのレントゲンを用いた装蹄法なのですが、レントゲンを映しながらの話でして
レントゲンがないと残念ながら何とも説明できません。
他には蹄骨角度が3〜5度、中には8度と言う意見もあるとか、でももうこれは
完全に蹄に異常があった時の話ですね。
あの〜面白いですか? 難しいけど、おもしろいでーす。
『蹄骨から蹄負面までの距離』が短いケースはどういうときに
起きるのでしょうか?また、どういう対処があるのですか?
過削は別として。シンカーとかですか?
はじめにちょっと確認しておきますね。
『蹄骨から蹄負面までの距離』と『過削』は関係ないですよ〜
過削と関係するのは、『蹄骨から蹄底までの距離』ですね。
では本題に戻りますね。
そうですね。シンカーとかローテーションとかですね。
他の理由で『蹄骨から蹄負面までの距離』が短い状態になるというか
蹄骨から蹄底の距離が短くなる場合(過削は論外です)があるみたいですが、
いまのところまだちゃんとした説明は無いと思います。
あとは蹄骨後方が下がってしまうのもあります。
通称『アンダー』『マイナス』などと言われてます。
すいません。正式名称はちょっと判りません。
蹄尖部が異常に伸びてしまった場合は当然なると思いますが、そうでない場合も
なる時があるんです。これもいまのところまだちゃんとした説明は無いと思います。
他にも『オニオンシュー』の話もしてきました。
考え方としては、蹄支も負重面にしようというものです。
あまり効果がなく一時廃れたのですが、またなぜか脚光を浴び始めたという品です。
海外では非常にバラエティ豊富な蹄鉄が数多くあります。
信じられないかもしれませんが、装蹄師でも獣医師でもない人、馬に対してたいした
知識も無い人が、新しい蹄鉄を造ったりしています。それも自称『馬の研究家』と
いう肩書きを持っていたりするので性質が悪いですね。
ということで海外は馬関係では発達しているからと鵜呑みにしていると痛い目に
遭うかも知れませんのでご注意くださいね。
素人さん、ご解答ありがとうございます。
装蹄師と名乗れば装蹄師という国もあるらしいですね。
かなり多いみたいですね。
資格を持っていたとしても、正式なものではない場合がありますしね。
海外の資格(正式では無い場合)を持っていても日本の資格をもらえない場合や、
資格試験の受講資格さえもらえない場合もありますね。
日本は世界的に見ても、装蹄師の育成(学校があり)が確りしています。
海外が参考にするほどのものですよ。 乗縁・乗尾の話をもう少し。
前回まで教科書的な銀線・乗縁・乗尾の規格を書いてきました。
ここからは、私が思う銀線・乗縁・乗尾の大きさを書いていこうと思います。
銀線 2〜3ミリくらい
乗縁 3〜6ミリくらいで内側を狭く
乗尾 前後共に大きめに。前は踏み掛けに注意
銀線は規格より大きいですが、これは蹄壁の厚さの影響が大きいです。
1ミリでつくった場合、釘を白線に打たなくてはならなくなります。
なるべくなら、白線には打ちたくないので、鉄の適合を若干広くします。
当然銀線は広くしなければならなくなります。
なら蹄壁を厚く残せばいいのでは?
と当然考えますが、人為的に厚くした蹄壁は蹄に悪影響を与えてしまいます。
蹄が不自然に大きくなりますし、ロングトーにもなるでしょう。
凹弯の原因にもなります。
後は見た目の印象ですかね。1ミリの銀線は非常に窮屈に見えます。
蹄鉄が隠れてしまうのも早いですね。
乗縁と乗尾はまた後日に! 海外で評判の鉄に限らず、日本で今流行ってる鉄や装蹄法だって
理屈をきちんと理解して適切に使いこなされている方も
多くはないような気がします。
確かにそうだと思います。
馬の競技や状況に合わせた装蹄をする人や、装蹄を行う前にちゃんとオーナーさんと
ディスカッションする人も少ないですね。 乗縁からいきます。
乗縁は削蹄で理想の蹄形にする事ができなかった時などに、蹄鉄で帳尻を
合わせる為に状況に応じて広くしたりします。他にも、矯正の意味合いで
広くしたりもしますね。
ただし、広くすると落鉄や交突の原因にもなるので注意が必要です。
内側は特に注意しなくてはならないですね。
どうしても広くしなくてはならない時は、パテなどをつけて踏みかけを
しないように工夫した方がいいですよ。 乗縁からいきますと言ってしまったので乗尾も書きます。
乗尾は長ければ長いほど肢への負担を軽減させます。(駐立時)
もちろん運動中も腱への負担を軽減させますが、運動自体を制限する効果も
あります。人に例えれば踵が延長されているわけですから、自分が足を着くと
思うより早く足が地面をとられえてしまうのです。
つまり『足を前に出したくても出せない』と言う事になります。
もともと治療の為の蹄鉄なので問題はないのですが・・・ね。
やはり乗尾も延ばした分だけ落鉄の危険性も高くなりますね。
後肢での追突、後肢蹄冠部位周辺の擦過傷なども考慮しなくてはなりませんね。
片足だけ乗尾を極端に伸ばしたりする時もバランスの変化に注意しなくてはなりませんね。
これで終わりかな?
ちょっと良い経験をしたので。
今日の仕事で、獣医師・歯科医師・マッサージ師と私が揃い馬の治療にあたりました。
それぞれが一定のレベル以上の腕を持っていると感じました。
歯を削りすぎる歯科医師(外国での免許所持者でも)、マッサージで筋肉の治療が出来る
と思っているマッサージ師など最近、歯科医師・マッサージ師には良い印象を持っていな
かったので、ちょっと驚いたりもしました。
自分の感じた馬の状態を報告しディスカッションをし、お互いの意見を取り入れ自分の
治療に生かす事ができました。トータルの目指すものはこのような形なのではと思いました。
トータルが今後どのように転がっていくかはまだわかりませんが、できる限りのことを
やっていきたいと思います。
では、バイバイ。 具体的にどういった症状の馬に、歯医者やマッサージ師までが必要になったのかを是非お聞きしたい。 ども!復活です。
「もう誰もみていないかな〜」なんて思って・・・
友人から「書き込みあったぞ」って言われたので見にきました。
と言う訳で「歯科医師とマッサージ師」の必要性ですね。
歯科医師
ご存知の方は多いと思いますが、馬の歯は定期的に削らなければなりません。
獣医師でも出来るのですが、専門家に任せたほうがいいでしょうね。
専門の機材も持っていますから、いろんな症状に対応できます。
組んでいる獣医師は歯ヤスリ2本ぐらいだったような・・・
マッサージ師
微妙なニュアンスになってしまいますが、頑張ってご理解して下さい。
(残念ながら私は実際の施術はみていません。)
馬の筋肉に対して人力でどこまでマッサージの効果があるのか?疑問でしたが
マッサージ師さんにあって疑問がとけました。
マッサージ師さん曰く
「馬の筋肉は非常に厚いため、人力では効果がほとんどないそうです。」
では何故効果が出るのか?
マッサージを受けている最中の馬は非常にリラックスできるそうです。
(実際にみた獣医師は吃驚していました。)肉体的なものよりも精神的なウエイト
が重い。つまり精神的なストレスを抜く事が出来るというのが、マッサージみた
いです。
歯科医師さん、マッサージ師さんとゆっくり話す時間がなかったものですから、
あまり詳しく説明できません。もっとも私の専門は装蹄なので別分野の話を知った
風に話すのもナンセンスですしね。聞きたいことがあれば、当人と連絡を取りますので
私に言ってください。
追伸
>>1に習ったほうがいいですね。 よかった〜!!本職さん復活で!
読んでいましたよ、書き込みしなかっただけです。
変なのが出没して気を悪くされなければいいけどと危惧していました。
先日『理学療法とマッサ−ジ』て本を買ったばかりですが
肉体的効果が薄いとは少々がっかりです。
リラックスさせる事が出来るならそれはそれで良いんですけどね。
マッサ−ジてやっぱり独学でしょうか。 人のマッサージ師の間では、凝るのは筋肉ではないので、
筋肉を揉んでも意味がないと言われていますよ。筋肉痛
を揉んでもよくならないから、分かりますよね。
人それぞれの意見なんで、これはダメとかあれがいいとかで
がっかりすることはないと思います。 自分でマッサージは不味いんじゃないかしら?
人間でももみっかえしやオーバーストレッチってあるし。
マッサージの効果は馬がリラックスすること?筋肉を治す?
マッサージの意味を根本から理解してなくないですか? >>412
オマエモナー
書き込みを100回読んで日本語と文脈の流れをしっかり理解してからこい 410さん今度あったら聞いてみますね。
411さんの意見に一票です。
私はマッサージについては良く知らないので、あくまでも1つの話として捉えて
くださいね。
・馬が気持ちよくないと駄目
嫌がったりするようなマッサージは良くないのでは?と思います。
リラックスすることも出来ませんし、緊張した筋肉には効果は薄いと思います。
私は海外の装蹄師会(AFA)会報も取り寄せているのですが、今回装蹄関係の本
が簡単に紹介されていました。
その数なんと約40冊!(日本装蹄師会が扱っているのは3〜4冊位?)
40冊の中には見たことがある本もありましたが、その内容はいかがなものか?と
言うものでした。
誰かが言ってたとか、どこかの本で見たとか、2ちゃんでみたとか、いろんな意見が
あると思います。いろんな意見を聞き、自分で咀嚼し、納得できるものをチョイス
していくしかないでしょうね。
ちょっとしつこくなりますが、装蹄や治療の場合も・・・
馬に何か問題があり、もしくは問題が起き、装蹄や治療を行うのなら、
「これが原因だと思うからこう対処しよう」
とちゃんと話し合わなければならないと思います。
漠然と装蹄師や獣医師に任せていたら、騙されてしまいますよ。
アメリカのカリフォルニア州にあるEquinologyという会社が、馬に関するいろいろな
ことを教えていて、その会社のホーススポーツマッサージコースに参加し勉強して
きたそうです。
今思えば基礎的なものだそうですが、解剖学やどういった流れでマッサージをして
いけば良いのかということを教えてもらったそうで、そういう基礎が全くない
ところから独学でするのは難しいかも知れないといっていました。 私のような素人がマッサージについて話していると、いらない誤解を生みそうなので
本職さんに説明してもらう事にしました。
本職さんからはあくまでも
『 勉強や経験からの個人的意見ということでお願いいたします。 』
ということで了解を得ました。
あと>>1さん、装蹄とは関係ない話が膨らましてすいません。
これで終わりにしようと思います。
では、マッサージの本職さんの話をどうぞ。
『マッサージは大きく分けて3種類あると考えています。
まずスポーツマッサージと言われているものです。主な目的としては老廃物除去、
という点だと思いますが、人間のスポーツマッサージについての論文を見ると、
効果がある、ない、どちらの結論もあります。つまり、はっきりと「効果がある」とは
断定できないということです。もちろん現時点で指標としているものの限界、という
ことも考えられますが…。
しかし、ほぼ全ての実験において効果があると考えられていることがあり、それは
精神面に対するものです。生理学的指標に何ら変化は見られなかったとしても、
マッサージされた人は「疲れが取れた」「楽になった」と感じているというものです。
このことは馬にも当てはまると私は考えています。
筋肉のケアを考えたとき、スポーツマッサージの筋肉への効果を期待してそれを
行うより、ウォームアップ、ウォームダウンをきちんと行い、疲れを残さないように
することをまず行うべきだと思います。
次に、物理療法的マッサージです。凝りをほぐす、というものがこれに当てはまる
と思います。マッサージをしてもらって、肩が動くようになった、とか痛みが取れた、
という経験は、皆さんもしたことがあるのではないでしょうか。
しかしここで考えなければいけないのは、人間と馬の筋肉の厚みの違いです。
馬の筋肉は非常に厚く、マッサージによって届く力は場所によっては体表から
せいぜい5センチほど(もしかしたらそれ以下)と私は考えています。このことは
実際に解剖に立ち会ったことで実感したことです。それに、人の場合は横に
なって全身脱力をしてもらい、その上でマッサージすることができますが、馬の
場合は立ったままです。そして、立っているときに働いている筋肉もあるのです。
固まってしまった筋肉をマッサージでほぐしたら、肩の出が良くなった、ということ
はあります。私も実際何度も経験しました。ですからマッサージの物理的作用に
よる効果はもちろんあります。が、効果的に作用することのできる筋は表層筋に
限られると思います。 でも、もし全身の1割〜2割くらいの筋肉に物理的に作用できたとしても、マッサ
ージ後に乗った感想で言われるような「とても柔らかかった」「障碍を飛ぶときに
踏み切りをはずしても飛んでくれた」というところまで体を使えるようになるので
しょうか?私はいつもこのことを疑問に思っていたのですが、そういった感想は
どうもマッサージ中の馬のリラックス度と比例しているようだということに気づき
ました。
ここで三つ目のマッサージ、リラクゼーションマッサージの登場です。先ほどの
「柔らかい」という感想と「リラックス度」がどうも比例していそうだということにつ
いて、もしかしたらリラックスすることで深部の筋肉が弛緩したのではないか、
と考えています。これについては証明のしようがなく、私個人の考えです。
しかし筋は弛緩しないと収縮できません。私たちもリラックスすると全身の力が
抜けるような感じがしますよね。それと同じようなことが起こっているのではな
いかと思っています。
また、リラックスしているときは筋肉が緩むので、物理的により深い部分(とい
っても限界はあります)に作用することが可能です。精神的に緊張すると、体も
緊張し力が入ります。そうすると、外からの作用はほとんど表面でストップして
しまいます。自分の腕や足で実験してみてください。 更に、リラクゼーション
はストレス緩和ともつながります。深い心の傷に対してはまだ分かりませんが、
体の痛みとつながっている精神的ストレスの緩和は可能です。
それによって体の痛みまでも軽減することができます。
以上の考えから、現在私は馬のリラクゼーションというところ、メンタルな部分
に作用するということに重点を置いてマッサージを行っています。
凝りをほぐすことについてももちろん考えていますが、私のマッサージの
大前提は「馬がリラックス」することです。
そして、そのことが馬に対して押し付けにならないように、馬に「してあげている」
のではなく「させてもらっている」という気持ちでいます。
マッサージでは筋肉を治療することはできません。私にできるのは束の間のリラ
クゼーションタイムをプレゼントすること。でも様々なストレスを受けている馬達に
とって、この時間はとても大切なものになるはずです。 とはいえ、残念ながら
100%の馬をリラックスさせることは難しいです。どうやって100%に近づけるか
日々勉強中です。
ホースマッサージについては、様々な考えがあると思います。人間のマッサージに
様々な種類のものがあるように。上記のような考えは、もしかしたら私しかしていな
いことかもしれません。また今後勉強していく、あるいは経験していく中で、考えが
変わっていくかもしれません。でも現時点での私の考えは、上記のようなものです。』
こうやって改めて話を聞いてみると、はじめに書いた私の説明がいかに希薄がが
判りますね。やっぱり知らない世界に付いてかtらるべきではなかったですね。 なるほど!なるほど!
丁寧なご説明本当にありがとうございます。
私としても理学療法的なマッサ−ジを施すことが出来るとは
思ってはいませんでした。
リラックスした状態が非常に大切だと競技している中で常に
痛感します。本職の方の技には遠く及びませんが、馬は人の手の感触が
理解できる生き物ですから愛撫の延長の様な事だとしても
続けようと思います。
こんな考え方で良いですか。 ロッカーシューの大上弯とフォーポイントの反回の違い。
どうやら大違いみたい。
蹄葉炎の馬に使ったら・・・ ロッカーのほうが反回ポイントが若干後にあるのですが、
仮に同じ位置に反回ポイントを設けたとしても、ロッカーのほうが蹄に負担が
かかりません。
4ポイントの反回ポイントはかなり後にありますが、反回時に蹄尖に衝撃と力が
かかってしまいます。イメージ的にはシーソーですね。
シーソーは着地する時に衝撃がきますよね。
ロッカーシューの反回ポイントもかなり後ろにありますが、4ポイントとは違い
反回時、蹄尖に衝撃や力はかかりにくいです。イメージ的には揺りかごですね。
揺りかごはどこにも凹凸がなく、スムーズに動きますよね。
蹄葉炎の馬は蹄に刺激が加わるのを非常に嫌がります。
反回時の抵抗をいかに少なくするか、衝撃を無くすかは非常に重要な事ですね。 シェルパック・エクイビルド・エクイパック・エクイパックCS・ACS
などならあります。
最近またなんか新しいのを知りましたが、まだみた事も無いですね。
どちらかと言うと、エクイロックス系のものみたいです。 >>426それらはどれ程の効果が期待出来るでしょうか。
劇的に変わるなどとムシのいいことは考えてはいませんが。 基本的に蹄底の保護や体重圧の分散を目的として考えて問題ないです。
私は主に治療用に使っています。蹄葉炎には効果が期待できます。
ただし、クッション効果のあるパテは硬さがそれぞれ違うのどで、どれを
使うか?パテをいれることによって蹄底圧迫などを引き起こす可能性も
十分考えなくてはなりません。
そこまでは言いませんが、やっぱりいい事ばかりではないですよ。
ほかにも蹄叉の萎縮や菌の繁殖なども考えないといけませんし・・・
CSと言うパテは硫酸銅が練りこんでありますが、浸透性がどの程度あるのか?
まだ疑問の段階ですね。いろいろ書きましたが、用は使い方ですね。 来年度の認定の試験受けようと思ってるんだけど同士はいませんか? 何級というか認定装蹄師になるために1年受講するあれの試験です おぉ〜!では、来年度受験するかもしれないということですね?
上手くいけばですがw
経験が乏しい方だと思うので難しいかもしれません 経験は関係ないですよ。
逆に変な先入観がない方がいいかもしれません。
感染を拡大させない為にも、豆知識を広めましょう。
消毒薬について
インフルエンザウイルスは比較的消毒薬には弱いため、一般的な消毒薬で対応可能です。
<効果がある消毒薬の名前:商品名>
@次亜塩素系消毒薬(酸性のものと混ぜないこと!)
ビルコンS、キッチンハイター(水1Lに対し10cc)
ピューラックス(水2Lに対し6cc)
次亜塩素酸ナトリウム
A逆性石鹸
パコマ(500〜1000倍希釈)
オスバン石鹸液
アストップ
塩化ベンザルコニウム液
Bアルコール系
消毒用エタノール70%以上(手指の消毒に)
Cその他
厩舎の消毒に:ホルマリン4%、グルタルアルデヒド2%
敷地の消毒に:生石灰
インフルエンザは爆発的な感染力を武器にしています。
人間の靴や衣服、もちろん手指からもウイルスが運ばれることがありますので
ご注意下さい。もちろん、咳をしている感染馬からはその咳にのってウイルスが
広がります。呼吸器感染ですので、それら空気中に飛び散ったウイルスを吸い込む
ことで感染します。ワクチンを打っていれば、感染しても発症しないか、たとえ
発症したとしても軽症に終わります。
ワクチンを打ってあっても感染はしますので、ご注意下さい。
「ワクチン打ってあるから大丈夫」とたかをくくってはいけません。
馬の移動(大会など)や人の移動にはお気をつけ下さい。
なるべくならば、世間のインフル発生状況をよく調べ、感染が終息するまでは
大会などお控えになった方が良いかもしれませんね。
自営業ですからね。休めば収入はなくなります。
生き物相手ですので、長期間の休みはなかなかとれませんね。