地震の特異日「10月28日」
 実は、濃尾地震が起きた10月28日は大地震の特異日です。ユリウス暦で言うと、878年10月28日に相模トラフ地震が疑われる相模・武蔵の地震が発生しました。前後には、864年富士山の貞観噴火、
東北の超巨大地震・869年貞観地震、南海トラフ地震の887年仁和地震なども起きました。旧暦ですが1611年には慶長三陸地震が発生しています。この地震は、千島海溝・日本海溝沿いの
M9クラスの超巨大地震の可能性が指摘されています。
直前には南海トラフ地震が疑われる1605年慶長地震も起きています。新暦の1707年には南海トラフ地震・宝永地震が起きています。宝永地震は、有史以来最大の南海トラフ地震とも言われており、
4年前には1703年元禄関東地震が、49日後には富士山の宝永噴火も起きました。
このように、内陸直下、南海トラフ、駿河トラフ、日本海溝沿いの地震の全てが10月28日に発生し、歴史の転換期にもなっています。偶然だとは言え、毎年10月28日は身が引き締まります。