雌阿寒岳 今後の火山活動に注意
08月11日 17時09分

道東の活火山・雌阿寒岳では先月、地下の熱水や火山ガスなどの動きを示すとみられる火山性微動が観測されたほか、一部の火口などで
噴気の勢いが増していることが確認されました。
気象台は活動の推移に注意するよう呼びかけています。

気象台が11日に発表した先月の雌阿寒岳の活動状況によりますと、先月22日、継続時間の短い火山性微動が観測されたほか、
火山性地震も一時的に増加しました。
火山性微動が観測された同じ時間帯に山頂の北西付近が膨らんだ後、元に戻るような傾斜変動も起きたということです。
先月末の現地観測ではポンマチネシリ火口の一部にあたる赤沼火口や北西にある噴気孔では噴気の量や勢いが増し、
温度もやや上がっていることが確認されました。