霧島山爆発寸前

霧島連山の新燃岳で火山性地震が急増しています。気象台では噴火の恐れが高まっているとして、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
鹿児島地方気象台によりますと、新燃岳では、4月20日の午後から火口直下を震源とする火山性地震が増加していて、21日は1日だけで301回を観測しました。300回を超えたのは、
新燃岳で噴火が起きた2018年5月以来のことです。

22日も午前10時までに69回の火山性地震を観測、多い状態が続いています。マグマの動きを示す火山性微動は観測されていません。

新燃岳では噴火が発生する恐れが高い状態は続いていますが、地殻変動観測で特段の変化はみられないことから、規模の大きな噴火が発生する可能性は低いということです。