★安倍自民が今国会で強行しようとしてるなし崩し移民法で奴隷にされるのは外国人だけじゃなく日本国民!


働き方、移民法…詐欺師政権が目論むサラリーマン地獄社会|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241978
11月 19 日

またしても「捏造」発覚だ。
今国会最大の焦点である外国人労働者受け入れ拡大の“移民法案”。その重要データのひとつ、失踪外国人技能実習生への聞き取り調査に重大な虚偽が見つかった。

 7日の参院予算委で山下貴司法相は「より高い賃金を求めた失踪が約87%」と答弁していたが、実際の調査結果は「低賃金」による失踪が「約67%」。
山下の答弁は数値を20%水増ししただけでなく、質問項目まで言い換えていた。
 法務省の「単なる集計ミス」という言い分を信じてはいけない。
「より高い賃金を求めて」との表現からイメージされるのは、今の生活に満足ながらも、より良い待遇ならそこで働ければという程度の認識だ。
このインチキデータに基づき、法務省は失踪者の大半は「実習意欲が低い」と解釈し、失踪した側に非があるものとして説明してきた。

ところが、昨年に強制送還の手続きが取られた実習生ら2870人への質問項目に「より高い賃金を求めて」はなかった。
実際は「低賃金」で、法令違反に当たる「契約賃金以下」が144人、「最低賃金以下」が22人いた。ほかにも実際の調査結果は「指導が厳しい」が5.4%から12.6%に、「暴力を受けた」が3.0%から4.9%に増えている。
つまり、実態は従来の説明とは雲泥の差があり、失踪の背景に「この賃金では暮らせない」「出国時の借金を返せない」という切実さが浮かんでくる。事実、暴力を振るわれた失踪者の数を法務省は6割以上も差し引いていたのだ。
法案成立を急ぐため、受け入れ企業の悪質さを隠蔽し、実態をねじ曲げた改ざん、捏造とみるのが妥当だ。


■頻発する捏造は意図的で構造的な犯罪行為だ
 同じことは今年、安倍政権が数の力で押し切った「働き方改革」の法案審議でも起きた。
厚労省が裁量労働制を巡るデータを捏造。安倍首相に国会答弁で「裁量労働制の方が一般労働者より残業時間が少ない」と嘘八百を言わしめたものだ。

「隠す、ごまかす、嘘をつくが安倍政権の特徴で、議会軽視の改ざん、捏造は朝飯前の感覚です。官邸に人事権を握られ、常に官邸の顔色だけをうかがうヒラメ官僚たちも、新制度導入ありきで突っ走る。
しかも“移民法”は『来年4月施行』とお尻を切られているから、なおさらです。捏造常習は意図的で構造的な犯罪行為。起こるべくして起きた確信犯なのです」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 それにしても、過労死法も移民法案もデータを捏造してまで、なぜ成立を急ぐのか。実はこの2つの悪法はワンセット。施行時期も来年4月1日とピタリと重なる。
同じタイミングで実行に移すことに意義がある、と安倍政権が考えている証拠だ。この政権が目指しているのはズバリ、安い労働力を求める大企業の利益のため、労働者の権利を切り捨てる「低賃金社会」の実現である。