安倍応援団の小川榮太郎切りが醜悪! 百田、上念、有本、「WiLL」が「アウト」「ダメ」「関係ない」「よくわからない」|LITERA/リテラ
https://Lite-ra.com/2018/10/post-4298.html
10.05

自民党・杉田水脈衆院議員の“LGBTには生産性がない”という差別言説を“LGBTを認めるなら痴漢の触る権利も保障せよ”なるヘイトの上塗りで擁護した、
自称文芸評論家の小川榮太郎氏。その小川氏をめぐって、極右文化人・安倍応援団界隈がいま、まるで“糞の押し付けあい”のような醜態を次々にさらしている。

 たとえば、昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が「『新潮45』を休刊させた“安倍応援団長”を直撃150分」という記事のなかで、
例の「放送法遵守を求める視聴者の会」(以下、「視聴者の会」)における小川氏の“寄付金私的流用疑惑”を追及。
「視聴者の会」といえば、2015年に小川氏が事務局長となり、初代よびかけ人のすぎやまこういち氏や、上念司氏、ケント・ギルバート氏などの
安倍応援団を中心に発足された民間団体だ。周知の通り、安倍政権に批判的なニュース番組に圧力をかけ、結果、当時『NEWS23』(TBS)で
安保法案の危険性を指摘していたアンカー・岸井成格氏を番組降板に追いやった。

 ところが、その「視聴者の会」で、昨年からカネをめぐる“内紛”が起きていた。記事によると、同会に「数千万円単位の寄付」をしていたというすぎやま氏の妻が
「視聴者の会」の経理がおかしいのではないかと気付き、会計処理を担当していた小川氏に「寄付金を私的に流用しているという疑惑が持ち上がった」(同会関係者)というのだ。

 たしかに、すぎやま氏は昨年3月に代表呼びかけ人を辞任し、小川氏も同年7月に事務局長を退任、新代表を百田尚樹氏、事務局長を
上念氏とする新体制に移行(2018年4月から一般社団法人化)していたが、その背景に、この小川氏らの金銭トラブルがあったということらしい。

「週刊文春」の取材に対してすぎやま氏側は「寄付金の管理と使途につき、小川氏と紛議を生じていることは事実」「未だ解決していないという認識」などと回答。
一方の小川氏は「全くの事実無根」などと疑惑を否定しているが、いずれにせよ、あの“安倍政権を守る言論圧力団体”でカネ絡みの醜い“内ゲバ”が
起こっていることは間違いない。

 しかし、本サイトとしてより興味深いのは、これまで小川氏とよろしくやってきた連中による、見事なまでの“小川切り”と“手のひら返し”のほうだ。



■「視聴者の会」仲間の百田尚樹、上念司、有本香が小川榮太郎の悪口を言いまくり

 だいたい、小川氏の「寄付金私的流用」疑惑がトラブルとなってすぎやま氏は退任したのだから、新代表の百田氏や、呼びかけ人として
設立時からかかわってきた上念氏はそれを知っていたはずだ。実際、上念氏は「(すぎやま氏が代表を降りたあと)小川さんが事務局長に留まりながら、
そのトラブルがつづきそうだったんで、『一旦辞めたほうがいいですよ』と周りで言った」と語っていた。つまり、彼らは小川氏の疑惑を把握しながら、
公表しないまま数カ月間も事務局長の座に留まらせていたのではないか。

 にもかかわらず、金銭トラブルの事実を「週刊文春」に嗅ぎつけられ慌てて公表したばかりか、一般社団法人の代表理事だというのに、自分には何の責任もないとばかりにシラを切る。

 挙げ句、「スポンサーになってくれている人とお金のトラブルを起こすというのは、これはダメですよ」(有本氏)、「社会人常識としてアウトです(笑)」(上念氏)、
「あってはならないこと」(百田氏)などと他人事のように小川氏を責め立て、百田氏にいたっては「小川さんがどういう人かっていうのは、僕らもよくわからないんですよ、じつは」とまで言い出す始末。