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些細な間違いですが一応訂正したので再レス。

富士山と他の主な玄武岩質火山の知られている限りの最大噴火を比較

火山名         噴出量    年代    備考
伊豆大島      0.25 DRE km3  1100年頃
三宅島       0.37 DRE km3  3千年前 ※小型のカルデラ(八丁平カルデラ)ができる
マウナロア     0.46 DRE km3  1859年と1950年 ※記録に残る1843年以降33回の噴火で最大
富士山       0.7 DRE km3  1707年 ※宝永噴火 デイサイトや安山岩も少し含むが殆どは玄武岩スコリア
エトナ山      1 DRE km3  1663年 ※歴史時代のエトナ山最大噴火
富士山      1.31 DRE km3  864年 ※貞観噴火 歴史時代の富士山最大噴火
八丈島       1.74 DRE km3  3.1万年前
富士山       4 DRE km3  1.2万年前 ※三島溶岩の噴火 富士山最大噴火
キラウエア     4 DRE km3  1983年〜 ※今も続く2012年までの噴出量 同火山の最近500年で最長噴火
ラキ     15 DRE km3  1783年 ※火山ガスでアイスランドの家畜半分以上が死滅し住民2割餓死 英国などでも被害
ラキ      19.6 DRE km3  934年 ※歴史時代最大の玄武岩質溶岩の噴火
シベリアトラップ  4000000 DRE km3  2億5千万年前 ※洪水玄武岩の噴火の一つで地球史上最大級の噴火

玄武岩質マグマは低粘性で上昇し易いため島弧型火山では1回の噴火での噴出量が1 DRE km3を超えることは稀とされる。
しかし富士山では三島溶岩と貞観噴火の他にも大淵溶岩(3 DRE km3)と猿橋溶岩(1.1 DRE km3)がある。
なお、古富士時代の溶岩流は新富士時代の溶岩流にほぼ覆われているため詳細は不明。