日本にやって来る外人が脅威なのではなく、
自分は海外で通用しないという恐怖が問題なのではないか?

「まったく自分の言葉や伝統文化が通用しない」
これは実は、大事なことなのだ。

「まったく自分の言葉や伝統文化が通用しない」となるときに起きることは、
世界に細心の注意でもって接するようになるのである、
すると脳が古いイメージを追うことをやめて覚醒する。

日本にやって来る外人も日本に住むならしかりであって、
古いことを捨てられるのか否かの問題があるだけである。

だがそれを権威は教えることができない。
コップの中に住むのではなく広い世界に住むということは
権威であることをやめることなのだ。