昨日の午前中、庭に転がっていた、小さなプラ鉢の底の、直径1cm位の穴に
腹がギッチリ嵌まって抜け出せなくなっている、40〜50cm位のヘビを見つけた。

背面は黄土色の無地で、首の付け根に白いブチもない。腹の方は普通に白っぽい。
頭は三角形ではない。

嵌まった腹付近の皮は自分で引っ張ったせいか、少しささくれ立ってしまっている。
可哀想なので、腹部分にゴマ油を垂らして滑りをよくし、
尻尾を掴んで後ろから引っ張って抜いてやろうとしたが、伸びきった腹の皮が破れそうだし
ヘビがケガしそうなのでやめた。(苦しんでるせいかも知れないが、全然噛もうとしなかった)

やってるとき、カツオの塩辛みたいな臭いにおいがした。
蛇が怖がって、臭いを出したんだろう。

仕方がないので、万能ばさみで2本の切れ込みを入れ、プラ鉢を穴まで、
三角形に注意深く切り取り、穴を手で拡げてやったら、
一時、死んでしまったかと思うほど、クタッと脱力していたヘビが、スルスルと逃げ出した。
無事に生き延びてると良いが。

因みに、そのヘビの腹のシッポ寄りの方には、ネコの爪でやられたと思われる
長さ6cm位の深い大きな傷の、治った後があった。
庭でのんびり生きていそうなヘビも、毎日必死なんだなあと思った。