赤い火山灰についてちょい調べてみた
以下抜粋

https://staff.aist.go.jp/miyagi.iso14000/Works/Conf/2000/red_ash/NHK.html

★どうして火山灰が赤くなるのか?
Q.赤色の原因は?
A.酸化した鉄分の色.

鉄分は酸化状態によって色々ないろになる.
酸素が少ないとうすい緑色,ちょっとあると濃い緑色,酸素が多いと赤色.
鉄さびが赤いのと同じ.


Q.何故鉄分が酸化される?
A.大気が酸化的だから.

私達が住む地球の表面は,酸素がたくさんあるから.
一方,地球の中には余分な酸素が少ない.酸化的でない.
ですから,マグマを高温で大気にさらすと,酸化して赤くなります.
赤い色の濃さは,酸化の程度によってきまります.



★噴石によって灰が赤くなるところと そうでないところがあるのはなぜなのか?

温度によって二種類にわけると, ひとつは今回のマグマが吹き飛ばされたもの,これは高温です. もう一つは,マグマの通り道にあった岩石が壊されたもの,これは低温です.
ですから, 今回のマグマに由来する高温の噴石だけが,火山灰を赤く焼いたのです.

★噴石の温度から考えられる地下のマグマの状況とは どのようなものなのか?

この結果から直接言えることは, 少なくとも十分高温なマグマが地下に存在していて, 噴火に直接かかわっているということ.
すなわち,地質調査所が提唱している三宅島のマグマモデルの一つの有力な証拠です.