お前ら新燃岳にかまけてる間に規制解除されたばかりの阿蘇が目を覚ましたぞ

火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第001号
平成30年 3月3日08時25分 福岡管区気象台

**(本 文)**
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
阿蘇山では、孤立型微動の回数が急増しています。

火山活動の状況

  阿蘇山では、孤立型微動の回数が、3月1日以降、1日あたり200回を超える状況が継続しています。
 また、火山性地震の回数も多い状態で経過しており、火山活動がやや高まっています。

 2月27日からの孤立型微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

          孤立型微動
    2月27日  128回
      28日  123回
    3月 1日  491回
       2日  557回
       3日  176回 (8時まで)

 前線の影響により雨が予想されるため、天候の回復を待って、気象庁機動調査班(JMAーMOT)による現地調査を実施します。

 火山性微動の振幅は、小さい状態で経過しています。

 3月2日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、500トンと少ない状態でした。

 地殻変動観測では、火山活動に伴う特段の変化は認められません。

防災上の警戒事項等

  火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんが、火口内では土砂や火山灰が噴出する可能性があります。また、火口付近では火山ガスに注意してください。