「死都日本」は政府が事前に災害対策をしっかり準備していてまるで漫画みたい
そう思ったのは、週刊少年マガジンに連載されたコミカライズ版の「カグツチ」を読んだときだった

「カグツチ」では政府は準備らしい準備は何もしておらず、噴火後の日本では食べ物がなく多くの人が餓死することが示唆される
川内原発も噴火前に廃炉にしていないから、作中では原発について何も言及していないが一体核燃料はどうなっているのやら
最後は日本神話のイザナギとイザナミのエピソード「千人死ぬなら千五百人を産む」云々を持ち出してかろうじて未来への希望を示唆したが、読後感は暗くて重かった
連載は不人気で打ち切りのようだったから、打ち切りがなければ原作並のミラクル対策が次々に出てきたのかも知れないが、現実はこっちだぞと教えてくれた漫画だった