東北地方太平洋沖地震は震源が陸から離れた海底だった。津波も第一波まで30分はあった。揺れも長周期だったから建物への被害も震度にしては少なかった。にもかかわらずあれだけの被害が出た。
南海トラフの地震は震源が陸をかすめるため阪神淡路大震災並の揺れが大阪、名古屋の二大都市を襲う。津波も第一波まで数分しかない。近畿は東北に比べて活断層が多く、それらが次々に連動する。連動地震の規模も最悪M8クラスになる。
もし南海トラフで最大規模の地震が起きた時、東日本大震災が「被害は少なかった」と呼ばれるだろう。