■選挙結果総括

【自公312議席獲得 国難首相があと4年続く絶望】野党第1党に躍り出た立憲民主主導の野党再編に一筋の光明 与党大勝世論調査で安倍にすり寄った大メディアの犯罪的腐敗堕落報道 
4年間の白紙委任状を得た暴力政権が加速化させる国民弾圧 狂乱のアベノミクス継続で日本経済は焼け野原(日刊ゲンダイ)
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絶望の改憲大政翼賛会…歴史の分岐点で暗黒に転落<上>|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/216123/2

与党で312議席――。またしても自公の圧勝を許した選挙結果を見ていると、絶望的な気分になってくる。この国に民主主義は存在するのか。
なぜ、これほどのデタラメ政治を終わらせることができないのか。そして、野党はかくも無力なのか。
権力を私物化した大義なき解散は、与党の巨大化という最悪の結果に終わった。今回は歴史の分岐点になる選挙だった。
安倍暴政の5年間に審判を下す最後のチャンスだったからだ。

「数の力を背景にした強行採決を繰り返し、『中間報告』という禁じ手まで使って、憲法違反の悪法を次々と成立させてきたのが安倍政権です。
権力の私物化は目に余り、多くの有権者の生活が置き去りにされている。そんな悪辣政権が選挙に圧勝したことで、ますます傍若無人になり、
改憲軍拡のアクセルを目いっぱい踏み込むことになる。目の前に広がるのは暗黒の未来です」(政治評論家・本澤二郎氏)

経済も外交も成果がなく、森友・加計疑惑も炸裂。何から何まで行き詰まった安倍首相が、疑惑隠しの解散に打って出たことは誰の目にも明らかだ。
 世論調査では半数が安倍の「続投を望まない」と答え、不支持率が支持率を上回っている。それでも、自公が圧勝してしまった。
 解散前に安倍が提示した「自公で過半数」という低すぎる勝敗ラインは楽々クリア、自民単独で絶対安定多数の261議席を超え、
自公で改憲の発議に必要な3分の2議席を確保した。衆院の定数が10減ったことを考えれば、与党勢力はむしろ拡大したとさえいえる。
「野党が乱立して政権批判票が分散した上に、希望の党の失速が与党の巨大化に寄与した格好です。合流を決めた希望の党の小池代表と民進党の前原代表は
裏で自民党と通じていたのか、はたまた米国の指令なのか、結果的に野党分断に奔走し、安倍政権の圧勝に“協力”したように見えてしまいます。
台風で投票率が上がらなかったことも与党に幸いした。悪運だけは異常に強い首相です」

投票率は前回の52.66%をわずかに上回るものの、53.68%にとどまった。台風接近による悪天候に加え、選挙戦序盤から与党大勝が伝えられたことで、
無党派層が「投票してもムダ」とあきらめてしまった可能性もある。
 二階幹事長はさっそく総裁3選を支持すると表明。こんな亡国政権があと4年も続くのか。野党の空中分解が安倍続投を推進し、10年政権だなんて、もはや喜劇だ。

この暗澹たる選挙結果で、わずかな光明は立憲民主党の躍進だけだ。リベラル系を「排除」した希望の党が公示前勢力から大幅に減らしたのと対照的に、
3倍増の54議席で野党第1党に躍り出た。 公示前、15人で急ごしらえの小政党なんて惨敗してもおかしくない。この低投票率なら、なおさらだ。
結党当初は20議席にも届かないとみられていたのに、市民を巻き込んで、みるみる勢いを増していった。
 公式ツイッターのフォロワー数は、立ち上げからわずか2週間で18万人を突破。政治に無関心だった層も引きつけ、候補者の元には寄付やボランティアが殺到した。
 選挙戦最終日の10月21日、新宿駅で行われた枝野代表の街頭演説には、同日の秋葉原で安倍が集めた5000人をはるかに上回る8000人が詰めかけた。
雨が降る中、駅周辺は人で埋め尽くされ、周囲のビルの中からも多くの人が枝野の演説に聞き入っていた。