パニック発作・広場恐怖・予期不安がパニック障害の3大症状です。

パニック発作では、様々な自律神経症状が出現します。これがさらに不安をあおってしまいます。
4つ以上ではパニック発作と診断され、3以下では症状限定発作となります。

逃げ場がない場所に対する恐怖心を広場恐怖といいます。パニック発作がまた起きるかもしれない
という予期不安がみられるようになります。

パニック障害ではパニック発作だけでなく、不安抑うつ発作や怒り発作といった感情を伴う発作
がみられることがあります。これはうつ状態を合併していくサインでもあります。

パニック障害は、うつ病や社交不安障害や全般性不安障害、アルコール依存症などを合併することがあります。

重症度は、ICD‐10では発作の頻度で評価しています。一般的には、パニック発作の全体的な程度と生活への支障で評価されます。