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有名塾のために引っ越してくる
「中学受験ガチ勢」の独特な価値観
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 大都市圏では、中学受験を考えて小学生の頃から塾に通う子供が目立つ。2023年首都圏では5万2600人が中学受験に参加している。これは、中学入学者のうち17.86%を占める。富裕層の多い中央区や港区では、クラスのほとんどが中学受験をするという小学校も多い。

お受験のため「中央区にやってくる」人たち!

 中学受験には、塾通いが必須である。その塾にも優劣がある。かつて、大学受験予備校が全盛だった時代には、単に代々木ゼミナールとか河合塾とかいったブランドで選ぶのではなく、「あの人気講師のいる校舎がいい」とか、「評判がいい校舎に通いたい」といった理由で、遠距離通学や下宿をする人も多かった。それと同じような現象が、いま中学受験で起きているというわけだ。
 こうなる原因のひとつは、小学校の授業で学べる内容と、中学受験で勝ち抜くために要求されるレベルが、あまりにもかけ離れていることではないか。そうであるなら、子ども(や親)が「中学受験ガチ勢」であればあるほど、「受験に直結しない時間は無駄」という発想になるのも不思議ではない。