「家の壁破損は学校のせい」 苦情に疲弊、保護者対応に専用窓口
12/23(土) 7:30

 保護者からのあまりに理不尽な要求や苦情に教育現場が悩まされているとして、奈良県天理市は来年度から、
市立の教育機関に対する意見などを一手に引き受ける窓口「子ども応援・相談センター」(仮称)を運営することを決めた。
教員や保育士らを保護者対応から完全に切り離し、子どもらへの指導に専念できる環境を整える。
市は「ここまで徹底した取り組みは全国でも例がない」と説明している。
(略)
 市や市教委によると、窓口は市内の市教育総合センター内に設ける。
市立の小中学校と幼稚園、保育所、こども園に寄せられた保護者からの意見や苦情などはすべて窓口に回してもらい、退職校長らの専門スタッフが対応に当たる。
 組織内には心理士や発達相談員らによる「心理サポートチーム」と、市教委の指導主事らによる「教育サポートチーム」を設置。
市の福祉部門や顧問弁護士も協力し、保護者や教員らへの精神的な支援も手がける。家庭内暴力やヤングケアラーなどの問題にも対処する。
(略)
 伊勢和彦教育長は、保護者対応への負担などが原因で、今年7月から9月半ばにかけて市内の教員5人が退職し、7人が休職に追い込まれたと明らかにした。
「『おまえ辞めろ』などと責められれば、真面目な人ほど重く受け止めてしまう。保護者にとって、学校は『何を言ってもよい存在』になってしまっている」と語った。
 窓口設置の意義について、並河市長は「教員らは子どもを育てるプロだが、大人対応のプロではない。
保護者の重圧から解放されることで、教員らが子どもたちに向き合う時間と精神的余力を持つことができる」と説明。
組織は中立的な立場で問題解決に当たるとし、「保護者の満足度も上がるのでは」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9004b3bb511cf93ecb7323f490e502954b61b038

こんなまともな市長や教育長がいるんだな