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県教委は小学5年生から中学生までを対象に毎年10月、県算数・数学ジュニアオリンピックを開催している。(1)規則性を見いだして問題を解決する力(2)論理的思考力(3)発想力・直感力(4)問題を簡潔かつ能率的に処理する力―の四つを基本方針とした難問を出題。点数上位者を金、銀、銅メダリストとしてたたえている。
  今年度のジュニアオリンピックで銀メダル以上を獲得した小学生9人のうち4人、中学生7人のうち3人が将棋に取り組んでいた。将棋のアマチュア大会で上位の成績を残している児童・生徒もいた。
小学1年生で盤上の戦いに夢中になった。思考を巡らせた末に勝つのが何よりもうれしいという。現在は市内の将棋教室に週1回通い、インターネット上での対局や詰め将棋で腕を磨いている。
 母親によると、3歳の頃から数字に興味を持っていたという。車のナンバーの数字を瞬時に足して答え、4歳からかけ算の勉強を始めた。元々算数は得意だったが将棋を指している成果か、授業や自宅での勉強に集中できるようになった。将棋の対局後の感想戦では、大人を相手にしてもしっかりと意見を伝え、礼儀作法やコミュニケーション能力も高まったという。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20231225113329