自閉症の子は、こだわりが強かったり、場面の切り替えに時間を要したりします。
発達障害がある子どもでも、寄り添って認めてあげて、正しいことを伝えていけば
理解してくれます。

 いろんな特性の子どもたちに日頃から接する先生方が大変なのは分かります。
でも発達障害があってもなくても、教えることは皆同じ。求められるのは、
きめ細やかな接し方だと思います。(姫路市)


 障害が軽い子どもは普通学級に通っている場合も多いです。今回は特別支援学級で
発覚したことですが、普通学級でも起きることだと思います。(姫路市、30代女性)


 自閉症児を育てています。先生の気持ちも分からなくはありません。いろいろ
勉強して就いた職業だと思いますが、経験はこれからなんでしょう。子どもに
しっかり寄り添い、スキルアップにつなげてほしいです。何かあったら謝り、なぜ
そんなことをしたのか、前後に何があったのか、一緒に考えてもらいます。
先生や支援者、親の風通し、関係がいいことは、とても重要だと思います。(県内、40代女性)


 今回の問題で特別支援学級の先生のイメージが「学級経営ができない人」という
ふうに傾いてしまったことが残念です。(姫路市、40代女性)


 支援学級は校内で孤立しがちです。担任に丸投げで、定員も多すぎると思います。
学校全体で見守る態勢になって初めて、共生社会を語れるのではないでしょうか。
普通と区別し排除するための「特別」ではなく、障害によって排除されないための
特別支援であってほしいと思います。(姫路市、40代女性)


 問題を起こした教師のストレスは相当なものだったのでしょう。学校は集団生活の場で、教師は特別支援学級でも1人の子にかかりきりになれないのは当然。親もわが子への配慮を求める前に、それを理解しないといけないと思います。(県内、40代女性)