SNS、ネット上でも女性に対して同情的なコメントが多い。

「兼業しただけで誰も被害者はいないのに懲戒免職。教諭が痴漢や飲酒運転などでは
懲戒免職なんてきかないけど。法律より規則のほうが大切なのかな」、
「厳しすぎるとは思うし、なぜ犯罪を犯した者が懲戒免職にならず依願退職が
認められるケースもあるのに、性産業とはいえ副業が懲戒免職になるのかという
違和感はある」

 各都道府県に設置された教育委員会の処分については、「世間の感覚とズレている」
という指摘が以前から多く見られる。

 長野県教育委員会が今月12日、女性の衣服に体液を付着させたとして器物損壊の
疑いで今年7月に逮捕された53歳の男性教諭に停職1カ月の処分を発表した際は
「短すぎる」「おかしい」といった批判の声が殺到した。男性教諭は依願退職を
申し出たという。また、群馬県教育委員会は今月10日、56歳の男性教諭が
酒気帯び状態で出勤を繰り返していたとして停職1カ月の処分を発表。「自分は
現職教員ですが、同業の自分から見ても処分が甘すぎると思います。校長からの
業務命令に従わないことも処分の対象ですし、なによりモラルとして、生徒や
保護者からの信用失墜にも値します」など批判の声が相次いだ。