パワハラで中学教師自殺、公務災害認定 千葉
2008年9月29日

千葉市若葉区の市立中学の教師(当時50)が2006年9月に市内の高架橋から飛び降り自殺したのは校長のパワーハラスメント(職権を背景とした嫌がらせ)が原因だとして、
遺族が地方公務員災害補償基金(千葉県支部長・堂本暁子知事)に公務災害の認定を求め、このほど同基金がパワハラによる公務災害と認めた。
遺族代理人の弁護士が2008年9月29日、記者会見した。

代理人らによると、2006年8月下旬に教師は夏休み中の生徒の水難事故の対応に奔走。
専念しようと同30日、教頭昇進試験の辞退を校長に告げると、「お前は昔から仕事がいい加減だった」などと約1時間、怒鳴られた。
これまでも継続的にパワハラを受けていたこともあり、これを機に教師は深刻なうつ病に陥った。自殺は7日後だった。

市教委は2007年2月、「校長職の適性がない」と、この校長を一般教諭に降格させる分限処分に。校長は2007年度末に退職している。
ttp://www.asahi.com/national/update/0929/TKY200809290294.html