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 また、(2)については、大友さんが特にうつ病にかかりやすい性格ではなかったと指摘。
98年4月から免許外科目の社会科を担当▽同年7月に全中大会の運営を総括する総務部長に就任
▽同時期に文化祭、体育祭、生徒会選挙などの生徒会指導が重なった――ことなどから、
同年6月以降月100時間を超す超過勤務があり、多大な精神的負担がかかったとして、うつ病との間に相当の因果関係があると認め、
支部側の「勤務は長時間とは認められず、公務がうつ病の原因とは言えない」との主張を退けた。
 自身も教員の妻博子さん(41)は会見し、「職員室で会話もできず、授業や部活に負われている学校現場の大変さをわかってほしい」。
弁護団は「全中大会の開催地では必ず倒れる先生がいるのが現実。
その負担を公務として認めたことは、教育現場にとって大きな意味がある」と強調した。
 一方、同支部長の村井嘉浩知事は「判決の内容を検討し、基金本部と協議の上、控訴するかどうかを含めて決めたい」との談話を発表した。
【伊藤絵理子】
(2007年8月29日 毎日新聞)
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