クラスター6件 4件は学校 部活で拡大か
2022/04/30 11:53
https://news.goo.ne.jp/article/toon/region/toon-20220430115353.html

 青森県や八戸市が29日に公表した新型コロナウイルス感染症の新規クラスター(感染者集団)6件のうち4件は、学校で発生した。
部活動を通じて感染が広がったとみられるクラスターが複数確認されている。

 上十三保健所管内の高校では、10代25人と20代男性1人の計26人が感染した。
県教育委員会は、上北地域の県立高校で生徒25人と教職員1人が感染したと公表。
うち生徒24人は同じ運動部に所属し、教職員は顧問を務めている。この部活は、17日に他校と練習試合を行っていた。

 上十三保健所管内の別の高校でも、10代6人の感染が判明。
県によると、感染者は複数の学年にまたがっており、27日から一部学級閉鎖措置を講じている。

 八戸市では、中学校2校でクラスターが発生。
1件目の感染者は10代8人で、運動部を中心に感染が広がったという。関連も含めた感染者は9人となっている。
2件目の中学校でも、10代7人の感染が判明した。同じ運動部から感染者が多く確認されている。(略)

 県の小笠原俊彦新型コロナウイルス感染症対策監は「新学期に入ってから、学校のクラスター発生が多い状況となっている。
部活動から感染が拡大している例もあるため、できる限りの感染対策を行って活動してほしい」と話した。