>責任をとりたくないから

これは、今回のコロナ禍に限らず、あらゆるところで出ているよ。
「いじめ対応」「防災」「環境教育」「LGBT」等々、あらゆるマニュアル化は、
対応の手順をあらかじめ決めておくことで、「手順を守った対応さえすれば」結果責任は追及されない、という究極の責任回避術だ。
「万一、手順を守らなかった者がいた場合には、その人物に結果を含めて、責任を負わせる」ことで、組織ならびに他者は守られる、ということだ。
(実際、訓練等でのマニュアルによる作業手順の確認の際に、管理者は「これは、あなた自身を守るためですよ」という言い方を繰り返す。

こんな社会なんだから、ほとんどの場合は責任追及はうやむやになる。
逆に、大ぴらに責任追及ができるような事象が発生すれば、マスコミを始め有象無象の者たちは、ここぞとばかりに騒ぎ立てる。
こういった社会にいつからなってしまったのだろうか、と思うね。