制服・標準服問題総合スレ 其の9
本当は学校に行きたくない…“隠れ不登校”の実態
1/14(月) 7:05配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00010000-yomonline-soci
「登校しても教室には入らない」「教室にはいるが、授業に参加していない」――。学校に通ってはいるものの、居心地が悪い、授業がつまらないなどの理由で苦痛を感じている「不登校傾向」の子どもたちの実態が、日本財団の調査で明らかになった。こうした傾向を持つ中学生の数は、文部科学省が定義する「不登校」の生徒の約3倍に上るという。このデータ
は何を意味するのか。調査を行った日本財団職員の枡方瑞恵さんが解説する。
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本当は学校に行きたくない…“隠れ不登校”の実態
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◆授業が「苦痛」な子どもたち
「学校の授業に興味が持てない。毎日つまらない。学校に行くことが苦痛でたまらない」――。小学3年生のときから遅刻・早退が多かったある男児は、学校に行っても教室には入らず、保健室などで過ごしていた。
知的にはとても優秀だが、書くことが苦手だった。「学校にタブレットPCを持ち込んで授業を受けたい」と教育委員会に要望したが、受け入れられなかった。
中学校に入っても同じ状況だったが、家にいる間に勉強は続けた。「学校には行っていないけれど、勉強はしている」と自信を持ち始めたころに教室への復帰を考え、中学校2年生頃からは少しの間だけ授業を聞くようになったそうだ。
別の男児は、小学生の時に算数が苦手だからと別室で授業を受けるよう指導されていた。しかし、中学校に入ると、数学の成績はトップクラスになった。
「小学校の時は問題が解けても、先生に『どうやって解いたか説明しなさい』とか、『他の解き方はないか』と聞かれるから、何が正解かわからなくなった。中学校では、問題が解ければ何も言われないので楽だった」と振り返る。
後に支援に携わった教員は「学習スタイルが合わずに苦しんでいたのでは」と語る。
この男児が受けていた学習スタイルは「問題解決型」と呼ばれ、日本の算数教育でよく見られるものだ。知識の詰め込み型とは異なり、子どもが課題に対し主体的な関わりを持つことを期待できるとされるが、反面、ゴール設定が曖昧なことに子どもたちが苦痛を感じるケースがあるなど、問題点も指摘されている。
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1/14(月) 7:05配信
読売新聞(ヨミウリオンライン)
◆通学はしてるけど……
日本財団は2018年12月、「不登校傾向にある子どもの実態調査」の結果を発表した。「不登校傾向」とは、文科省が定義する「不登校」には含まれないものの、教室に入らなかったり、登校していても遅刻・早退が多かったり、内心では毎日、「行きたくない」と感じたりしていることなどを指す。調査では、こうした傾向を持つ中学生が推計でおよそ33万人いることがわかった。
これは、文部科学省が18年10月に公表した不登校の中学生約10万人の3倍以上に当たる数だ。日本中の中学生約325万人の10人に1人が「不登校傾向」と考えられることが、初めて明らかになったのだ。
文科省が定義する「不登校」は、病気や経済的な理由以外で年間30日以上欠席した子どものうち、心理的・情緒的な不安や身体的な症状により、登校しない、またはできない状態だ。いじめに遭うなどして心の傷を負い、学校に行けなくなったケースが典型例と言える。
日本財団は、調査の対象をさらに広げた。欠席が年間30日未満であっても、何らかの理由で学校になじむことができず、「不登校傾向」にあると考えられる子どもたちについて調べた。調査は18年10月にインターネットを通じて行い、12〜15歳の中学生、6450人から回答を得た。
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本当は学校に行きたくない…“隠れ不登校”の実態
【現中学生に聞いた】「中学校生活」タイプ別ボリューム
◆不登校傾向は1割超
集まったデータを基に、子どもの学校生活の特徴を〈1〉−1文科省定義の不登校〈1〉−2文科省定義外の不登校〈2〉教室外登校〈3〉部分登校〈4〉仮面登校(授業不参加型)〈5〉仮面登校(授業参加型)〈6〉登校の六つに分類した。
文科省が不登校として把握している〈1〉−1を除く、〈1〉−2から〈5〉までを「不登校傾向にある子ども」とし、文科省の18年度学校基本調査(速報)の中学生の総数から、「不登校傾向」にある人数を33万人と推計した。
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不登校や不登校傾向にある子どもは、全体の13.3%を占めている。
そのうち、「不登校傾向」が学校内の行動に表れている子どもたち(分類〈2〉〜〈4〉)は4.0%(推計13万703人)。〈2〉は保健室や図書室で過ごす子ども、〈3〉は遅刻・早退が多い子ども、または教室にいられなくなって1日のうちに何度か保健室に避難する子ども、給食だけを食べに学校に通うような子どもだ。
〈4〉は教室で授業を受けていても皆とは違うことをしているなどの特徴がある。他に学びたいことがあるために、授業に興味を持てずに参加していない場合などが含まれる。時に何かに気を取られたり上の空だったりということは誰にでも起こり得るが、一定程度以上続く場合は明確な意思によるものと考え、不登校傾向にあると判断した。
〈5〉の子どもたちは基本的に教室で過ごし、他の子と同じことをしているが、心の中では「毎日学校に通いたくない」などと感じている。「学校に行きたくない」と感じた経験は誰にでもあるだろう。調査では単発的に感じている場合は、不登校傾向と判断していない。原因が取り除かれれば行きたくないという気持ちがなくなる可能性が高いからだ。
たとえば「寒いのが嫌」という子は、暖かい日は行こうという気持ちになるだろう。「特定の友達と会うのが嫌」な子どもは、けんかをした友達と仲直りしたり、性格が合わない友達と教室内の席が離れたりしたら「通いたくない」という気持ちもなくなるだろう。「家でテレビを見ていたい」という子は、テレビに飽きるかもしれないし、
学校で運動会や音楽コンクールなどの行事が行われる日は行きたいと思うかもしれない。
しかし、「毎日」連続で感じている子どもについては、原因が複雑で、時間が経過しても状況が変化しない場合や、本人の努力や気の持ちようなどで原因を取り除けない場合が考えられる。また、心理的に学校に居場所がないということも考えられる。これらのことから「毎日」行きたくない場合は不登校傾向とした。
こうした子どもたちは〈2〉〜〈4〉とほぼ同規模の4.4%(推計14万2161人)だった。
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◆「居心地が悪い」「行く意味わからない」
不登校傾向にある中学生たちに、学校に行きたくない理由(複数回答)を尋ねた。その結果、「疲れる」(44.9%)「朝、起きられない」(33.6%)といった理由に続いて、「授業がよくわからない、ついていけない」(30.0%)「小学校の時と比べて、良い成績が取れない」(27.7%)「テストを受けたくない」(26.8%)など学業に関する理由が上位に並んだ。
さらに分析を進めた結果、学業に関する理由に加えて、いくつかの特徴が見えてきた。
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本当は学校に行きたくない…“隠れ不登校”の実態
不登校傾向の分類
〈2〉の教室以外で過ごす子どもは、「自分についたキャラやイメージが嫌だ」「学校の騒がしさや大きな音が嫌、気分が悪い」といった理由が他の不登校傾向の子どもより目立って多い。教室内で他の友達と共に過ごすことに苦痛を感じている姿がうかがえる。
〈3〉の部分登校では、学校に行きたくない理由として「先生とうまくいかない/頼れない」「学校に行く意味がわからない」を選択する子どもが多く見られた。担任教員との関係構築が難しい場合に、教室にいづらくなる傾向にあることがわかる。
〈4〉の授業不参加型の子どもは、「授業が簡単で面白くない、つまらない」という理由が他に比べて突出していた。「学校では自分が興味のあることや好きなことをやることができない/学校以外でやりたいことがある」という理由も複数が選択しており、授業などの学校生活に意義を見いだせず、苦痛に感じている実態を裏付ける結果となっている。
さらに、これらの特徴に加えて、本人の周囲の状況について聞いた設問では、「周りの友達や大人に自分のことを理解してもらえない/もらえなかった」と回答した割合が40.7%と、問題なく登校している〈6〉の6.3%と比較しても非常に高かった。
〈5〉の行動には表さなくても毎日学校に通いたくないと感じている子どもは、「行く意味がわからない」「居心地が悪い」など、学校生活へのネガティブなイメージが強かった。一方で、自分の性格や気質を尋ねた設問では「みんなと仲良くできる」と前向きな感情を持っている子どもが多かった。
学校観を聞いた設問では「学校は行かなければいけないところ」であると感じている子どもが不登校傾向の中で最も多くいた。〈5〉の子どもたちが、学校になじめず苦しむ気持ちの背景には、「行かなければならない」という意識と、学校生活全般にあまり興味が持てない意識がせめぎ合っていることが影響しているようだ。
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◆苦手がある子は「ダメな子」?
調査結果を受けて、東京大学大学院教育学研究科の田中智志教授と小国喜弘教授は共同で「これからの教育は、子どもたち一人一人がどういう自己認識の下に、どういうビジョンを持っているのかを考えて、学校経営や教育施策を構想する必要があるのではないか」とコメントしている。
今の中学生の86.7%が問題なく登校しているという結果だったことからも、現在の教育システムを全て変えるべきだというのは性急な議論だ。しかし、一律の教育システムが合わない子どもは確かにいる。
「書くこと」に困難を抱える子どもに、皆と同じように手書きを強いる。あるいは、「読むこと」が難しい子どもに声に出して読むことを強いる。こんなことを続ければどうなるか。
彼らは読み書きが全くできないわけではないため、周りからは「怠けているだけだ」と言われ、なにより本人が「自分は駄目なやつだ」と自己評価を低くしてしまうだろう。
学校での学習は、長い人生における学びのほんの一部であり、その成果だけで子どもの全てを評価できるわけではない。しかし、子どもは学校生活での評価が全てであるかのように感じていることが多く、大人が感じる以上に影響が大きい。少なくとも、子どもの特性や興味に合った学習方法を個々に選べるようにすることで、個々の学びを尊重し、
評価するということはすぐにでも実現できるのではないか。
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◆学校だけに任せない
不登校問題の主な現場は学校だが、学校や教師だけで解決できるものではない。そもそも、子どもの不登校傾向は、学校だけが原因とは言い切れない。例えば、「疲れる」「起きられない」という子どもの言葉を「怠け」と捉えるか、その背景に複雑な要因があるのではと考えるかによって、家庭での子どもへの接し方は変わってくるはずだ。ま
ずは保護者が子どもの本音を聞く姿勢を持つことが不可欠だ。
周囲の大人も無関係とは言えない。不登校児童・生徒に対して否定的な感情を持つ人が少なくないが、不登校は問題行動とは違う。「集団生活ができない子ども」といったレッテルを貼るのは明らかに間違いだ。不登校や不登校傾向を生んでしまう社会的要因を追究し、一人でも多くの子どもが笑顔で学校生活を送れるように改善策を考えるべきだ。
不登校または不登校傾向にある子どもたちをとりまく背景や課題は多様で、それぞれの要素が複雑に絡み合っている。ひとつの施策を打てばすぐに解決できるわけではない。日本財団では、今後の不登校対策や教育施策の検討のための一助となるよう、引き続き各地域の実態やどのような解決策が必要かについて、調査と研究を重ねたいと考えている。 ■プロフィル
枡方 瑞恵(ますかた・みずえ)
日本財団国内事業開発チーム所属。34歳。上智大学文学部卒業後、日本財団に入り、放課後の子どもの学習や生活支援事業を中心に担当。東日本大震災を契機に、文化財の復興を目的とした12億円の基金立ち上げと運営に従事した後、「にっぽん文楽」や「いろはにほん」などの文化事業の企画立案を行う。半年の育休後、
会長の海外広報に携わり、2018年6月から現在のチームで不登校の子どもの実態調査などを担当している。
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日本財団職員 枡方瑞恵
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最終更新:1/14(月) 7:05 高校の先輩にセーラー服が嫌で学ラン着用を希望した人がいた。認められず、先輩はセーラー服に角刈りにしていた。顔つきも濃いめ九州男児で表情も「男」な感じだった。 後輩には逆がいた。学ランでクラスメイトの女子達と雑貨屋の化粧品を試していた。 どちらも「気持ち悪い」と思わなかった。
From: roubai_8 at: 2019/01/20 00:06:42 JST Re 公式RT