ガチな最底辺高校のこんな状態なの?


平成9年11月に校長として着任した学校が、埼玉の隣の足立区にある日本で一番だろうと自慢できる指導困難校でした。
 
 最底辺ですから、とにかくオール1の子たちでも集団で入ってくるような学校、
まさしく偏差値輪切りの指導のもとで、最底辺に位置した子供たちが投げ込まれてくるのです。
総数720人。学年定数が40人×6クラス=240人ですから、一学年240人の生徒たちが輪切りされて入ってくる。
体力、気力、知力、更には経済的な事情もままならないという生徒たちです。
当然ながら、放任されて育ち、我がまま放題に行動する。校舎内をバイクで走った、
校舎や施設を壊した、教師に暴力を働く、盗難や喫煙行為などは日常的に起こります。そんな実態がありました。

足立新田高校には課題のある子が多数入って来ますから、退学率はどんどん増加してほぼ半分が中途退学していました。
定時制に流れるケースもあるのですが、多くはそのまま高校中退生になります。
半数が退学し、しかも卒業生の半分が進路未決定ですから、足立新田に入った240名の入学生のうちの75%、
4分の3がフリーターになって社会に投げ出されるのです。進路決定どころではない、フリーターの大量放出校なのでした。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/arikata/detail/1306656.htm