>>61-63 のつづき    http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3852/1.html


小林さん:これは、今まさしく審議されているんですけれども、日本には、前回お話ししたように、給付型の奨学金がないということになっていたわけですけれども、
やっと政府も本腰を入れて、これを作ろうということで、今、どの程度の規模にするのか、国も財源がなかなかないものですから、そのあたりが今、真剣に議論されているところです。
(課題は何だと思う?)
一番大きいのは、財源ですね。
それから、どういう人に、どの程度の金額を与えるのか、これも大きなテーマです。
(社会からの共感をどのように得るのかということも課題である?)
世論のバックアップがなければ、やはり大きなものはできないと思います。

視聴者の方より:「人材が資源の日本で、なぜきちんとした教育の制度を整えないのか」
この問題に、しっかりと正面から向き合っていかないといけないが?

尾木さん:だから、OECDもよく言われるんですけれども、教育は未来への投資なんだと、日本はこんな経済大国でありながら、
もっとケチらないで出した方がいいんじゃないかということも言われるんです。
だから、やっぱり生涯学習センターにしかすぎないと、大学は。
そんなんで、だから、いつでも、誰でも、どこででも学び直せるみたいな、最後の出口じゃなくて、そういうやっぱり大学の位置づけそのものを、
ヨーロッパ型に変えていくべ
きだと思います。
そして、みんなが得するように。