それに、既存制度の適用者のと「バランス」の問題もある。
今あるいは利子つき奨学金制度開始時以降、今まで相当な人がこの制度を利用してきた。
苦しい思いをして、あるときは食事を削ってでも、寝る間を惜しんでアルバイトや副業に汗をかいて「必死で返済してきた」人たちがいる。

あるとき、突然に「新しい制度ができました・・・」となれば、世間に不公平感が蔓延することになりかねない。
こういったことは、さまざまな軋轢を生みやすい、また政治に対する不信感(不公平感)を植え付けかねない。
ここまで、考えれば安易に給付制の奨学金に切り替えろ、などとは言えないと思いますがね。