>>7
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20150803007.xhtml
熊本市教員採用試験で無断転用 市販問題集から -熊日2015年08月03日

市教委は政令市移行に伴い教員の独自採用を開始。
1次筆記試験は専門科目と教職科目の2科目で、
過去3回の試験は県教委が作成した問題を使った。

今回から「独自性を反映させる」として専門科目は自前で準備すると決め、
東京の会社に780万円で委託した。

専門科目は校種ごとに問題が違い、
転用が分かったのは「小学校教諭」の受験者に9教科の基礎知識などを問う「専門A」。
50問中29問が、七賢出版(東京)が一般販売している採用試験の対策問題集から、
同社の許可を得ずに転用されていた。7月30日、受験者の指摘で発覚した。

「小学校教諭」は441人が受験。市は当初の基準で213人を合格させたほか、
この問題集を使った人が有利にならないよう、転用分を除いた問題を再度採点・集計し、
30人を追加合格とした。

また、小学校「専門A」と高校商業「専門A」に各1問ずつ、
回答の選択肢に正答がない問題があったことも判明。
市教委は受験者全員を正答とみなし、各2点を加点した。

市教委によると、試験問題は指導主事2人が3回ずつチェックしたが、
転用やミスを見抜けなかった。

市教委は「受験者に多大な迷惑を掛けて申し訳ない」と謝罪。
問題作成を委託した理由については、
「すべて自前で作るには人員とノウハウが足りず、委託でも独自性は出せると考えた」と説明。