ただいま個人情報漏洩中!: 学校での個人情報漏洩とPTA
(著) 神宮寺 ぴこ

http://www.amazon.co.jp/dp/B00XEIWVR0

内容紹介
■はじめに より

2005年に個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)が全面施行されて10年が経ちました。
これにより、国および地方公共団体、企業などでは、個人情報の扱いを非常に慎重に行うことが求められるようになりました。対応した条例やガイドラインが整備され、運用面からも当初の混乱は一段落したように見えます。
現在はインターネットを中心とした情報化社会での個人情報の取り扱いについて、新たな問題や従来の法令では不十分であった分野への対応についての検討がされており、第2段階にさしかかろうとしています。
一方2014年には、ベネッセ社での個人情報漏洩事件が社会的な問題として大きく報道され、個人情報保護は自分たちの身近な問題として、多くの人が関心を持つようになりました。これについてはこれまでの集団訴訟にはない非常に大きな規模の集団訴訟に発展しています。


このような中、個人情報保護法もしくは個人情報保護条例の法令の対象でありながら、現在でも「個人情報保護法ってなに?」や「は、それがなにか?」というような認識で活動しているところがあります...

それは、「学校」です。

本書では、公立小中学校(市区町村が設置している小中学校)での個人情報の扱いについての基本情報と、公立小中学校の法令遵守へむけての筆者の取り組みについて、ルポルタージュ(2014年〜現在進行中)を交えて紹介します。
さらに、学校で法令遵守ができない最大の理由...