社会

「体罰は野蛮だ」なんて大ウソ! 大学教授が訴える「ほめると子どもはダメになる」
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/01110659/?all=1

「子どもを厳しくしつけるよりも、いいところを伸ばすように褒めて育てたほうがいい」――こんな風に信じて子育てをしている人も多いことだろう。子育てに限らず、若手社員に対しても「ほめて伸ばす」式の育成方法が奏功すると考えている人もいるのではないか。

 こうした考え方の背景には、かつてのスパルタ式の教育や体罰への反発があることは想像に難くない。そして、「欧米では、体罰や押し付けのような教育は採用しておらず、もっと自由に個人を尊重している」と思っている人もいることだろう。

 しかし、これは大きな勘違いだ、と指摘しているのは、心理学博士の榎本博明氏。実は欧米の親は、日本よりもはるかに厳しく、子どもに対して威厳がある存在だというのだ。そのうえで榎本氏は、新著『ほめると子どもはダメになる』の中で、
「ほめて伸ばす」という教育方法の弊害を具体的に指摘している。

 以下、同書をもとに欧米などと日本の親とを比較してみよう。

(1)しつけをしない日本の親