生活保護の不正受給は全体の1パーセントを下回っているのに、
一部の人はそこだけを取り上げて執拗に生活保護を攻撃する。

まあ、1パーセント未満ではあるが、数の大小は別にすれば、
嘘をついてナマポ受給はよくない・・・・・・のか?

俺は今まで、「正直なことはいいこと」と思っていた。
それに、JR東では、ミスは「ありのままに報告しろ」と言われ、例えば営業事故を起こしても「やってしまったものは仕方ない」的なかんじで、それほど咎められることはない。
むしろ、ミスをしたことを隠蔽したほうが遥かに怒られるだろう。
「やってしまったことは仕方ないので、隠蔽せずにありのままに報告しろ」という風土が出来ているとはいえる。

しかし、世の中を見ると、
嘘を言う人ほど世渡りがうまい。

「嘘」の典型例は、入試や就職での面接だが、
これは「自分を美化している」「長所を強調している」のであり、
誇張ではあるが嘘とまでは言い切れないだろう。
(履歴書に持ってもいない資格を書いたりするのは詐称だから、嘘はダメだしね。あ、俺は英検1級なんて実際は持ってない、実際には準1だけど、履歴書には「英検1級」と書いてるわ。「英検1級」と書いてるだけで、「合格」とも「取得」とも書いてないから嘘ではない。
ちなみに韓国語の検定は、ハングル能力検定と韓国能力試験があり、韓国語能力試験はその他の試験とは逆に、1級が最下位だから、知らない人相手にはごまかせる)

ただ、金を払う立場であろうが貰う立場であろうが、
具体的には家を借りる時、あるいは就職するとき・・・。

自分が例えば精神科通院しているというと、それだけで却下されるだろう。

精神科通院なんて隠そうと思えばいくらでも隠せるし、そもそも明かす法的義務もないが、
人道的観点から正直に「私は精神科通院」と言うと、
世間は「じゃあイラネ」となり、
「正直に報告してくれて信用できる人だ」とはならない。

金を貰う立場ならまだしも、金を払う立場(=客の立場)でさえ、正直に言えば門前払いになり、嘘を言う(あるいは、嘘は言わないが本当のことも言わない。聞かれない事は言わない。)とうまく立ち回れる世の中なのだから、
ナマポを嘘ついて受給してる人がいるのは、社会風土上の必然であろう。