【飛び級?】2010年国勢調査で宮城県に14歳の高校生が1人いることが判明

2010年9月に行われた国勢調査で、宮城県に14歳の高校生が1人存在することが判明した。
国勢調査の統計表は主要な項目から順次公表されており、「年齢別在学学校・未就学の人数」の統計表は、本来であればさらに後になってから公表される予定だったが、東日本大震災を受けて、岩手・宮城・福島3県のみ一部の統計表が優先的に公表されている。

なお、国勢調査は記入者の自己申告を基にしたものであるが、統計局では「補定」と呼ばれる作業により、疑わしいデータについては適宜修正を加えている。
その結果、実際には7歳以上の幼稚園児・保育園児が存在するにもかかわらず、統計表では0人とされているなど、過剰な補定が行われていた例も判明している。

こういった念入りな補定作業により、単純なマークシートの塗りつぶしミスなどによる誤データは、ほぼ根絶されていると考えられる。
しかし、今回のデータでは、それでも14歳の高校生の欄に1人が残っている形だ。

1950年代の日本では、役所のミスにより小学校に1歳早く入学した例があり、ミスが判明した後も本人への影響を考慮してそのまま進級させ、14歳で中学校を卒業してもよいとした例がある。
しかし、通常であれば高校の入学には年齢の下限があり、学齢期を過ぎていること、つまり15歳の4月1日を迎えていることが条件となる。
今回の事例は、一体どういうわけなのだろうか?

続く