薬剤師さんが学校保健委員会で講演してました。子どもの味覚は本能が強いから、苦い=毒、酸っぱい=腐ってると感じて食べられない場合も多いと。
それを無理強いして食べさせると、大人の強制力が無くなった後は自分から口にしようとしなくなると。一口食べて無理だったら、強要すべきではないそ
うです。
 ただ、本当に無理かどうかの見極めが担任には難しいだろうと。本当は食べられるのに、演技で無理っぽく振る舞って残しちゃおうとする子は、ちょっ
と頑張らせないといけない。でも、低学年の子どもたちからすると、残食が許される子と許されない子がいるのは、先生のえこひいきみたいに映って、親
に告げ口します。我が子の言うことを聞いた親は校長や教育委員会に苦情を訴えます。担任が弁解するほどに、状況は悪化します。給食なんてどうでもい
いや、真面目に指導すると損する・・・と思うようになります。かくして、教師は真剣に子どもに食育を行わなくなっていくのです。(一部創作&改作)