117人が教員免許失効=全対象の0.1%―文科省調査

 文部科学省は11日、2009年度から導入された教員免許更新制度で、12年3月末に更新期限を
迎えた教員9万1475人のうち、0.1%に当たる117人の免許が同月末に失効したとの調査結果を
発表した。

 更新制度では教員に対し、原則として期限切れ前の2年間で計30時間の講習を受けるよう
義務付けている。今回の対象者中、675人が講習受講など更新に必要な手続きをせず、このうち
558人は3月末までに退職した。

 免許失効117人の学校設置者別内訳は、国立6人、公立47人、私立64人。都道府県別では
東京42人、兵庫9人、大阪8人などの順で多かった。

 同制度をめぐっては、11年3月末に9万4488人が初めて更新期限を迎え、98人が失効した。

http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/news/detail.php?id=20120912173307