0874実習生さん
2023/10/18(水) 09:16:15.31ID:07qFjUoO2023年10月12日 11時00分
公立学校の教員の志願者が全国的に減るなか、福島県の教員採用試験も倍率が年々落ちる状況が続いている。
県教育委員会も、試験で小学校と中学校を併願できるようにするなど新たな取り組みを進めるも、効果はまだ出ていない。
教員志願の福島大学2年の男子学生(20)は言う。
「勤務時間の長さや、児童や生徒のいじめの対応など『教員は大変だ』というイメージが強い。
自分のように大学に入る前からめざしている人以外で教職に就きたいという学生は周りにほとんどいない」
県内では、来春採用される教員を選ぶ2次試験が9月上旬と中旬に実施され、10月23日に結果が発表される。
2013年度実施の試験には全体で2840人が臨んだが、今年度の志願者は1779人と、この10年で4割近く減った。
低迷しているのが、小学校の志願者だ。採用倍率は19年度実施の試験から2倍を下回る。
21年度実施の試験では、都道府県別で7番目の低さだった。
中学校の倍率の方が比較的高いため、県教委は昨年度の試験から、中学校の志願者が小学校も併願できるようにした。
優秀な受験生が中学校の試験に落ちても、小学校で採用できるようにするのが狙いで、昨年度は630人いた中学校受験者のうち37人が併願した。
だが、受験倍率は前年度の1・6倍から1・4倍へと下がり、歯止めはかからなかった。
県教委によると、産休を取ったり病気などで休職したりする教員が出たときに代役となる講師が小学校で21人、中学校で11人足りない(いずれも今年4月時点)支障が出ているという。
これまでは試験に落ちた受験生が講師になることが多かったが、いまは志願者の多くが教員に採用されるため、講師の担い手が減っているという。
https://www.asahi.com/articles/ASRBC73RPR9YUGTB00N.html