公園で男性に火付ける・東京 5少年逮捕「ホームレスはごみ」

 公園で寝ていた男性に火を付けたとして、警視庁少年事件課と赤羽署は六日、殺人未遂の疑いで、東京都北区に
住む高校生やタイル工ら十七歳から十五歳の少年五人を逮捕した、と発表した。

 少年たちは公園でホームレスの襲撃を繰り返していたとみられ、主犯格の少年は「ホームレスはごみ。犬や猫と一
緒。生きていようが、死んでしまおうが気にしない」「反撃してくるのが面白かった」などと供述。同課などは余罪があ
るとみて追及している。

 調べでは、少年らは五月十三日午後十一時五十五分ごろ、北区赤羽南一の赤羽公園で、ベンチに寝ていた清掃
作業員の男性(52)の体に、ライター用オイルを詰めたビニール袋を置き、ライターで火を付け、全身に大やけどを
負わせた疑い。五人とも容疑を認めている。

 被害者は公園の噴水に飛び込み一命は取り留めたが、依然、危険な状態が続いているという。

 少年らは遊び仲間で、同月十一日未明から十三日未明にかけて、ホームレス二人の寝袋に火を付けたり、一升び
んを投げつけたりしていたと供述。その後、主犯格のタイル工の少年(17)が「ごみを掃除するぞ」などと言い、ベンチ
で寝ていた男性をホームレスと勘違いして火を付けたという。

ttp://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007080602039043.html