松本(七)委員:

「どうして女子の継承権を認めないのか」



金森国務大臣:

「私どもの研究の道程におきましては、女性の天皇を認むべきであろうということを、

まず一応の仮説的な題目といたしまして、そうして研究を進めて行ったのでありまするが、

ここに根本的に問題となりますのは、日本の皇室が常に男系の原理を認めておって、

未だかつて男系たることに一つの例外をも置かなかったということであります。

・・歴史のわれわれに正確に教えて呉れる範囲内におきましては、常に男系を尊重

しておったという所に、相当注意をしなければならぬと思うのであります。」