チリ、ワクチン接種率は高いのに感染急増 気の緩みなど原因か - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/56768894
何がうまくいかなかったのか?
ピニェラ政権がワクチン展開について勝ち誇り、それにとらわれたことで規制緩和を急ぎすぎたとの批判の声が上がっている。
落ち込んでいた経済を活性化させるため、レストランや商店、行楽地などの営業が再開された。
中国製ワクチンをめぐる混乱
また、大多数のチリ人が接種したワクチンの効果についても混乱が生じていると、ブエノ氏は付け加える。
チリでこれまでに投与されたワクチンの93%以上は、中国・北京のバイオ製薬会社「科興控股生物技術」(シノヴァク・バイオテック)が開発した「CoronaVac」だ。
チリ大学のエンニオ・ヴィヴァルディ学長は記者会見で、CoronaVacを1回接種しただけでは「相応の効果」は得られないとまで言い切った。
2回目の接種がカギ
チリにおけるCoronaVacの臨床試験の科学ディレクターを務めるブエノ氏は、すべてのワクチン接種スケジュールを守ることが最も重要だと指摘する。
「1回の接種だけでは、予防効果のすべては得られない」。
「ワクチンが適切に作用するには、2回の接種が必要だ」と、ゴンザレスさんはクリニックの外でアレルギー反応が出ないか確認しつつ語った。
「それでも(接種を受けても)社会的距離を確保するなど、安全対策に気を配る必要はある」。

チリにおける新型コロナウイルスの感染状況・グラフ*
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/chile/
中国ワクチン、発症回避67% チリ保健省が調査:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021041700329

コロナワクチン接種率が高い国で感染者・死者が急増、原因は | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/41635
「誤った安心感」に要警戒
また、米国では世論調査の結果から、ワクチン接種を受けた人より未接種の人の方が、パンデミック前の日常と同じように生活することへの安心感を持っていることが分かっている。
この安心感が、行動規制の緩和を進める各州当局にとっての問題となる可能性もある。