>>95-106
尾木ママのブログって、読んでなくても何かニュースや事件が起きると「尾木ママがブログでこう書いていた」と流れてくる。
そこで確かめてみると、書かれた内容はひどく煽情的な内容だったりする。

最近話題になったのは、北海道の子ども置き去り事件に関する発言。
まだ行方不明のとき「置き去りそのものが真実なのか失礼ながら疑いたくなってしまいます」とブログで書いて話題になりすぎた。
ほかにも何か起きるたびにすぐに見解を述べる。そんな尾木ママをみて思うことは「どんな分野のことでも瞬時に答えることができる人は、逆に怪しい。」ということだ。

これは尾木ママ個人の話だけでなく「自分もそんな感情的な振る舞いをしてしまう可能性はないか?」
と、己を戒める教訓にもなっている。「尾木ママ=リアル・反面教師説」である。

尾木ママはどうしてこうなってしまったのか。もうひとつ痛感するのは、報じる側の共犯説である。
尾木ママのブログをチェックしておけば、何か起きるたびに「尾木ママがこんなこと言ってる!」と書いて1本ニュースができる。

そしてズルいことにいくら刺激的な見出しをつけても、リスクは尾木ママにぶん投げることができる。
報じる側にとってはめちゃくちゃありがたい存在ではないか。尾木ママはその期待に応えているだけなのかもしれない。

事実、こうして私もいま尾木ママのことを書いている。あの手の煽情的なやり方には「見ない、聞かない、アクセスしない」が有効だと思っていたのに……。





デイリーニュースオンライン / 2016年6月12日 13時5分
http://news.infoseek.co.jp/article/dailynewsonline_1144423/