ニート・フリーター対策として、現政権・与党により幾分強引に設立され感のある就労支援施設・ジョブカフェですが、
その実態は、運営を委託されている団体に一任され、都道府県で指導方針やサービス状況が、かなり異なるようです。

 私が利用した【ジョブカフェちば】は、厚生労働省のジョブカフェ・モデル地域にしてされ、各方面から視察や取材を受け、
表向き好評ということで利用してみましたが、ココを例に、その運営実態・若年未就労者の現状を匿名告発させていただきます。
 公表されているように「ジョブカフェちば」の総内定者数は、全登録者数の約1割程ですが、セミナーに参加して
活動した人に限れば、9割以上に昇るそうです。しかし、ところがこの数字、騙されずに注意して見なくてはいけません。
このセミナーというのが(当該ホームページにもあるように)、参加するにはカウンセラーの推薦が必要で、学歴や職歴、
能力のある選ばれた人に限られているということです。委託運営団体にすれば、次回の事業受託を必ずや更新するために、
ある程度の数字(内定者)を獲得する必要があるのかもしれませんが、一方で、それ以外の人はここを利用し、
サービス提供を満足に受け、活動することもできずにいます。
 若年未就労者問題解決の一つとして、莫大な税金を投資し、設置・運営されている割には、その趣旨に反にする
点があるのが実態です。こうした施設に足を運んでも、就職できない人たちの多くがニートや引きこもりになっている
という現状に対し、政府及び省庁は及び腰、目を背け、委託後の運営は全てを[丸投げ]しているようにすら、感じます。
これでは、ジョブカフェの設立趣旨は名ばかりで、以前からある単なる従来型の若者向けハローワークと変わりません。
いま、社会問題ともなっている300万、400万もいると言われている、フリーター・ニート、引きこもりの人たちは、
こうして見捨てられ、切り捨てられてしまっていることに対し、途方に暮れ、何らその解決には至っていないのが現状でしょう。