元印刷総務です。この業界に残業が多いのは、経営者の無知が要因です。
デザ、写植、フィルム加工、レタッチ、スキャナ、版付、印刷
過去はこれらの職種で分業して、馬鹿でもわかる工程です。

しかし、DTPの登場で経営者は
「1台でできる」を「1人でできる」と勝手に解釈してしまいます。
業者にもそのように嘘をついてMACを販売してた所もあるでしょう。
とくに、写植、デザ、を1人でやらせてる状況は悲惨ですね。

とある会社では、1人当たりの売り上げが、
写植全盛の時代に比べてDTP化で1.5倍になってました。
総売上は減少、外注費も減少、の中です。

単純に言えば、今までの1.5倍の仕事量を押し付けられてるのです。
どこも同じなんじゃないでしょうか?
でも経営者は何もしようとしません、考える能力が無いからです。

とある経営者は、
「高性能なMACを買ったのだから、それくらいできるのです」
「残業が多いのは、昼にさぼってるからです」
と聞く耳もたなかったりするんです。

DTPを軽視してますよ、思いっきり。
印刷屋ですから印刷機については必死に考えます。
でも、DTP部門が全員辞めようが、その一瞬は困るでしょうが
また雇えばいいと思ってます。

脱出できる人は、脱出するべきです。