控えにいる時のふんたの首から肩にかけてのラインが好きだ
目隠しと猿轡をして後ろから悪戯してみたくもなるけどきっと土俵の側には近寄れない
行司は神に近しい存在になれる、ふんたも例外じゃない
たとえ昨晩、白い肌を真っ赤な縄で縛られて背中に鞭の跡を何本も刻まれていても
たとえ今朝、玄関先で俺と舌を絡ませ合いながら赤ん坊のように涎を滴らせていても
たとえ今夜、ふん玉を万力で挟まれて猿轡の下から熱い息を漏らすとしても
もちろんこれは全部俺の妄想に過ぎないけど
どんなに惨めで愛らしくて艶かしいふんたを思い描いても土俵のふんたには敵わないんだ
残り二日、時間にすればきっと10分にも満たない
二ヶ月に一度の幸せなときは無条件に与えられるものではないとここ一年で思い知った
焼き付けよう