あっという間の中日だ
来週末はリアルタイムでふんたが見られないかも知れない
だから見られる日はなるべく網膜に焼き付けておきたい
日々積み重ねられていく記憶は俺の脳に住むふんたの影をくっきりさせるけど
照らす光はふんたそのもの、本人の存在、それしかない
でもいくら光が強くてもどんなに影が濃くなっても
隠された胴体はがらんどうのままだ
ないものには触れられない、抱きしめられない、口付けできない、舐められない、入れられない
それでも妄想の達磨にふんたの首と四肢を縫い付けてしまうんだろう
たった一夜で壊れてしまう、つぎはぎの達磨に