ふんたはゲームが得意らしい
俺もゲームはやるけど上手くはないからふんたに教えてもらいたい
狭い部屋のテレビの前
俺と画面を交互に見ながら優しく、時に熱くアドバイスをくれるふんた
数ミリ先の肩から伝わるふんたの体温にぬるむ俺の手
汗で滑ったコントローラーが落ちる
直前、ポーズボタンだけぎりぎり押して
どうしたの、と尋ねるふんたに口付けで答える
触れた頬が熱いのはゲームに夢中だったから?
このまま長い休憩を始めようか
一日一時間、なんて言わずにね