「非常に残念ですが、競馬では薬物問題がよくある事なのでジョッキーとしての発言は慎みます。現在、ロンシャンは暴風雨の最中におかれるので、出走する人馬達の無事を願っています。」

澤田記者「武さんは帰国後も隔離で、更にここもロックダウンする可能性も出てきました。いつ帰国できるか分からなくなりますし、不運でしたね。来年もまたロンシャンへ来てくれますか?」


「隔離や状況の変化等、それは覚悟で来ていますから仕方のない事です。
ただ、来年もと言われるといつもの様に、よし、頑張ろう!という前を向く元気と若さがもう僕にはありません。
今はゆっくりと全ての糸が切れた様な感覚なので、いつ帰国できるか、その時に自分は帰国するのか、競馬に対する熱が残っているか、何をしてるのか、ゆっくりと考える時間が与えられたと思っているので、そこで結論は出るでしょう。
こんな感覚は自分でも初めてなので、なんと言ったら良いのか整理ができません。」

仏ギャロ 滞在ライター澤田